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  • (12/06)

ついに製麺所 たむら
高松市内をレンタカーで離れて郊外へ。
いわゆる製麺所系を求めて、琴平方面へ移動する。
途中コンビニで時間調整。
なにしろ2日目はいわゆる「本番」。この日に何件回れるかで今回の旅の成果となる。

田村はいわゆる製麺所である。
5件目にしてはじめての製麺所、それも朝のうちたてが食べられると「信州うどん隊」の期待はいやがおうにも高まる。
この近辺の道はおおむね単純なので、手持ちのマップと衛星のみで判断する頼りなげなナビでもおおむねなんとかなる。「あの工場を越えた信号のすぐ右にあるはず・・・」そして、田村を発見!。車で突入する。

朝であったがすでに1台の地元の方らしき車が。
なにしろはじめての製麺所、どう入って良いのかもわからない。
前の人について、入口ともわからぬ入口をはいると、テーブルといすとその奥にゆだった釜やら器やらがある。

注文すると麺を器にいれてくれて、それに自分でだし汁やらをかける。

「100円」
「え?」
値段は100円なのである。
究極のワンコイン。
昨日の400円やら900円やらはなんだったのだろう。
だいたい伊那で駅うどんを食べても300円はする。



ネギをかけて、そのうまそうな質感を楽しむ。
そして食べる。

うまい。
なんという質感、もちもち感、するっとした喉ごし。
太くもなく細くもなく、そして冷たくもなくあつくもなく。
人肌ともいえるその温度と感覚に至福を感じた。
これが製麺所で食べる「さぬきうどん」なのだ。

今日はこの至福をなん件まわることができるのか。
ふと壁に目をやると「麺通団」のポスターが貼ってあった。
やはりここは讃岐の国なのだ・・・すでに感動で意識も飛んでしまっているようだ。
| 安江輝 | comments (x) | trackback (x) | さぬきうどん |
2日目まずは気楽に 「さか枝」
まずは私が以前訪れているセルフ店さか枝さんに行くことにする。
一度行っていることがあるので気楽に1軒目(通算4軒目)である。

理由は4つ。高松市内で宿泊場所から近く、セルフで安い、朝7時からやっている、そして前に訪れて「さぬきうどん」に魅せられた魅せだからだ。

場所は香川県警本部の真ん前、名著「うまひゃひゃさぬきうどん」では「元山さん前」となっている。店へ行くと確かに前の家の門柱は「元山」と書いてあった。なぜ元山さんなのか・・・その理由はすぐ理解することができた。
うどん隊が到着したのは朝8時頃だったのだが、平日の朝にもかかわらず通勤通学途中と思われる皆さんが徒歩や自転車でやってきていた。「香川の人間は最低1日に2回はうどんを食べる」というのは本当だったようだ。


お店の前には自転車が並んでいる 高松は平たいので自転車が便利

店は食堂ふうであるが、完全にセルフで、うどんは大中小の量や温冷など何パターンか選べるようになっている。そしてこの店には楽しい天ぷらなどのトッピングがある。
麺は細めだがコシと香り、そしてつるつるの喉ごしが楽しめる。そして安い。大は普通の3倍はあろうかという量であるが300円もしないのである。前回訪れた時もついつい値段差がないので大を頼んでしまい「こんなに食べられるだろうか」と悩んだのだが、ツルツルと食べてしまった。その上食べたあともお腹に響かないのが「香川のファーストフード」ならではであろう。
今回は憧れの製麺所めぐりがあるのである。ここは自重しなければいけない・・・・と思いつつ、やはり「大」を頼んでしまった。さすがにトッピングはなしである。

しかしうまい!。朝の情報番組を見ながらあっさり5分で食べきった私は、帰りがけにお土産用麺があることに気づいた。この前は感動のあまり気づかなかったのだ。

当然買う。いくつも買う。なにしろ普通のお土産屋にある「さぬきうどん」よりも安いし、なんといっても「さか枝」の麺を自宅で食べることができるのだ。そんな私の凶行につられるように信州うどん隊員も次々とお土産麺を買い求めた。
そして店を出る。そこには「元山」さんの表札が見えるのである。
「うらやましいな元山さん」「いつでも食べられるもんね」・・・・きっと皆が思うであろう感想であった。


これが憧れの元山さんの家だ ごめんなさい元山さん、、、
| 安江輝 | comments (2) | trackback (x) | さぬきうどん |
さらに巡礼は続く2日目

はるかなる聖地香川県へは新幹線が便利です

信州うどん巡礼隊の朝は早い。
特に今回はあこがれの製麺所への旅である。

ここで復習しておくが、さぬきうどん店には大きくわけて3つある
「一般店」と「セルフ店」、「製麺所」である。
一般店は1日目の「おか泉」に代表されるように、ちゃんとした店でメニューも豊富、店先では手打ちうどんの実演なんかもやっていたりする、いわゆる一般店である。
セルフ店は、店にはいると基本的には麺だけを注文し、それに自分でトッピングしてお金を払う。1日目の「讃岐の里」がセルフ店であったが、手軽に安く食べられるため高松近辺ではセルフ店が多く存在する。さすが1日2食は讃岐うどんを食べるというだけのことはある。

本日のメーンイベントである「製麺所」はまさしく製麺所で、打ち立ての麺を自分で湯通しし、さらに汁をかけて食べるスタイルである。しょうがすら自分ですらなければならないなど完全なセルフであるが、1杯100円とか値段はあってなきがごとくであり、本当のうどんに出会えると言われている。

しかし製麺所への道のりは険しく厳しい・・・それを我々信州うどん巡礼隊は身をもって知ることになる。
(つづく)
| 安江輝 | comments (91) | trackback (520) | さぬきうどん |
安心していける店 「おか泉」
前の店で、もう少しで無銭飲食になるところであった「信州うどん隊」であったが、なんとか課題であったセルフうどん店もクリアしたところで時間は午後5時過ぎ。

当然製麺所系のうどんは食べられるはずもなく
「この時間で近くにうどん店はないか」
と、今回の道案内バイブルとなったレンタカーの営業所でもらった観光協会刊「さぬきうどん百店満点」というパンフレットを開く。このパンフは店の営業時間と地図が載っているのでとても助かるのだ〜

「坂出なら、おか泉が近いよな」
おおぉ・・・おか泉。
この名前にはちょっと親近感があるのである。
「よしそこへ行こう」
カーナビの電話番号検索でも一発でかかった。
「さぬきの里」から、道1本であった、

そして車を走らせること数分、おか泉に到着。その店は一般のうどん店であった。
ところが食事時なのか、店の前の駐車場は一杯。
「店の裏の駐車場があるらしいぞ」
案内看板をうどん隊隊員が見つける。
店の裏へまわると、広い駐車場があった。

店の横の狭い路地を通って玄関にはいる。
今までの2店とはまったく違う、一般店である。ちょっとホッとする。

さて注文であるが・・

やはり一般店、今までの店よりはちょっと・・・というか倍くらい高いのである。

すでに来る途中の電車で腹を満たし、さらに2つのうどん店をはしごしている我々には、この値段と一般うどん店の量はちょっと辛い・・・

「あ・・、ちびっこうどんってのがあるよ」
隊員の一人が気づいた。
「おれもそれでいいや」
5人のうち3人が「ちびっこうどん」、2人は名物である「天ぷらうどん」を頼んだ。
ちなみに私は後者。

そして、それはきた。


その天ぷらの大きさに愕然とした。
しまった・・・・そういえば、1店目の「大円」でも天ぷら喰ってるじゃん、オレ・・

しかし本当の恐怖は次にやってくる。。。
ちびっこうどん。
それは確かに「ちびっこ」うどんであった。
量は確かにちびっこ。
そして、かわいいお菓子もちびっこ向け・・・・
「量だけじゃないのかー」
当たり前と言えば当たり前なのだ。

こうして2人の巨大エビ天格闘と、3人のお子様お菓子の格闘がはじまった。

こんなんで大丈夫か!?信州うどん巡礼隊!
| 安江輝 | comments (17) | trackback (78) | さぬきうどん |
はじめてのセルフ「讃岐の里」
今回の移動には高松駅前のマツダレンタカーで借りたワゴンが大活躍したのだが、この車にはカーナビがついていた。
ところがこのカーナビ、初期の頃のGPS電波のみのタイプであったために、ちょっと建物の影や高速道路の下を走ったりすると地図上の矢印が迷走してしまう。

坂出に向かった我々はこの心許ない新兵器を頼りに見知らぬ土地を走ったのだが、恐れていたとおりバイパスから降りるべきランプを通り過ぎてしまった。
バイパスは片側一方の高架橋であったのでUターンはできない。
そこで若干遠回りになるがルートを変更することにした。

「あれ、この先にセルフの店があるねぇ」
地図をのぞき込んでいた隊員が気づいた。
それは某うどん本にも載っていた「讃岐の里」である。
名前こそチープであるが、なかなかの名店であるようにかかれている。
そもそも私を除いてうどん隊の面々はセルフうどん店はまだ入ったことがない。

問題は時間である。すでに時刻は午後4時近く。夕食時には微妙に早く、ガイドブックでも準備中や閉店時刻を過ぎてしまっている店も多かったのである。
ところがさすがセルフ店である。3時だろうと4時だろうと開いてくれていたのである。
おそるべしセルフの里・・・・じゃない讃岐の里。


はじめてのセルフ店。隊員の間には緊張が走る。
誰一人としてのれんをくぐろうとしない・・・つまり唯一の経験者である私に先にいけ!と暗に皆が示唆しているのである。
仕方なく断頭台に登る面持ちでのれんをくぐると、さすがに午後の4時。誰も客はいなかった。

しかし、ファーストフードのように明るく広い店内はいささか気分は楽である。
これが頑固親父の製麺所だったりしたらきっと讃岐うどんは嫌いになっていただろう。もっともこの時間にはやっていないが。

セルフの仕組みは今思えば至って簡単である。
最初に「かけ」「ぶっかけ」「生醤油」などの店の用意している麺の形態を注文しお椀に麺をいれてもらう。暖かいかけであれば暖め、冷やであればネギや天かすなどを乗っけたり、天ぷらなどがあればトッピングしてお会計をする。
一連の作業は慣れればたいしたことないのであるが、何事も最初は緊張の連続である。

私は生醤油うどんにした。

醤油はテーブルに用意されている。

他の隊員たちも手早く注文していく。セルフはスピードが命なのだ。

さすがに午後4時のことはあって麺はいささか伸び気味のように素人の我々でも感じたが、とにかくセルフ初体験の店としては満足がいくものだった。
また生醤油が甘すぎず辛すぎず、まさにうどんを味わうにはこれしかないということを知ることができた。明日以降の製麺所系では生醤油を頼もうと心に誓う。

決して最高ではないが、セルフの醍醐味と店の入りやすさ、リーズナブルな値段、いわゆる「庶民派讃岐うどん」を味わえる店として帰ろうとした我々「信州うどん隊」に店のおばちゃんが一言。

「お金払ってね」

セルフのスピード重視ばかりが念頭にあって、もう少しで無銭飲食で捕まるところであった。

うどんがいくら安くてうまくても、お金を払うことだけは忘れないようにしよう・・・そう誓ったのであった。
| 安江輝 | comments (227) | trackback (590) | さぬきうどん |

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