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    WM56でWX310Jに着信させる
  • (12/06)

より高速化するブロードバンド 
  8月1日より伊那有線でJANISのVDSLサービスが始まりました。

 VDSLというのはVeryhighspeed DSLの略で、ADSLよりも電波の使用帯域を
 広くして、より高速なスピードを実現するDSL技術です。

  伊那でもADSLの実験を始めた頃に何社かがVDSLの装置を持ち込んで実
 験をしましたが、NTTよりも比較的電線の伝搬性能が高いと言われる有線
 放送電話網であっても最高速度を維持できるのが500m程度だったので、
 なかなか実現しにくい技術と考えていました。

  VDSLは50Mbpsといった最高速度のために、技術的に伝搬距離が伸びた
 としても別の問題が発生します。
 それは局間のバックボーン回線の問題です。

  ADSLであれば10Mbpsとか24Mbpsですが、VDSLの利用者が数十人、数百
 人となってくればADSLの時よりも数十倍のバックボーン回線を用意しな
 ければなりません。
 伊那有線のようにバックボーンへ接続する支局が市内に7局もあったりす
 ると、超高速度のバックボーンを7カ所用意し、さらに長野市や東京への
 インターネット接続回線も、それよりもさらに高速なものを用意すると
 いうバブリーな話になってきます。

  そんなわけで各プロバイダーが躊躇して出来なかったVDSLサービスで
 すが、やはり光ファイバーによるサービスが次々を開設される中で、低
 コスト設備投資で儲けが比較的高かったDSLサービスも転換を求められて
 きたということでしょうか。

  あとはCATVインターネット陣営がこれらの高速度化に対してどう対抗し
 てくるのかがポイントとなりそうです。
| 安江輝 | comments (0) | trackback (3) | 地域情報化 |
公的個人認証サービス体験記
「公的個人認証サービス」って知ってますか?

  普段「ブロードバンド」とか「不正な処理エラー」などの難解な言葉
 には慣れている(?)私たちにも、ちょっとピンとこないこの「公的個
 人認証」という言葉。実はインターネット上で個人を特定・証明するの
 に必要な「認証システム」を公、つまり国が行うサービスのことなんで
 す。

  このサービス自体は昨年からはじまっていたのですが、我が長野県で
 は「システムがWindowsサーバだから危ないんじゃないの」ということ
 で、侵入実験とかやっていてサービス開始が延びていました。結論的に
 は「大丈夫だった」ということでこの7月からサービスが開始されたの
 で、早速サービスを受けに行ってきましたよ。

  このサービスに必要なのは「住民基本台帳ICカード」です。「なに、
 それ」と思った方、すぐに市役所・町村役場へ行きましょう。住基カー
 ドはICチップ付のカードで、顔写真を入れれば証明書としても使えます。
 また全国どこの市町村でも住民票等の書類がとれるということで今ひと
 つメリットが足りないことで普及が遅れているカードです。
 伊那市周辺では従来の印鑑登録カードと一緒になって、自動交付機を使
 うと年中無休で印鑑証明や住民票などがとれます。発行に500円取られ
 るのはなんですが
続き▽
| 安江輝 | comments (1) | trackback (6) | 地域情報化 |
有線放送電話のDSLサービスがなぜ高速化できるのか
4月になって、長野県内の有線放送電話でDSLサービスを行っているプ
ロバイダーが次々と高速通信サービスを発表・開始しました。
まず富士通長野システムの「Infovalley」は「カイソク24」という名
前で下り24MbpsのDSLサービスを既に一部で開始しています。

http://www.infovalley.ad.jp/service/setuzoku/adsl.html

料金は月額3990円ですが、サービスとしては同社のスタンダードコー
スの高速版と位置づけられているようですが、同コースが3780円で下り
1Mbpsであることや、有線DSLではネットワークゲームなどの双方向アプ
リケーションやサーバ設置に必要な固定グローバルIPアドレスが取得で
きることを考えるとお得感はあります。

対抗する長野県協同電算の「JANIS」は「ウルトラ50」という名前で
下り50Mbps、上り10MbpsのVDSLによるサービスを一部で開始しました。

http://www.janis.or.jp/janis-bb/

こちらは月額4000円ですが、最大通信速度50Mbpsと上り通信速度の速
さがなんといっても魅力です。

それぞれメール容量や対象地域などに特徴がありますが、現在有線の
DSLをサービス受けている人や、今後検討している人は、自分にあった
環境にあわせて調べてみるとよいでしょう。(いなじんでも相談にのり
ます)

ではなぜ、有線放送電話のDSLサービスがなぜ高速化できるのでしょ
うか
続き▽
| 安江輝 | comments (190) | trackback (542) | 地域情報化 |
光は伊那にくるのか
伊那にもNTTが光サービスを開始しそうな雰囲気が漂う今日この頃。でも光サービスって一体なんなんだろう。
先日、ブロードバンド大好き・・・というか例のPtoP大好きな人に「光になるとどのくらいでファイル交換できるようになるかな」と聞かれました。
「それは相手によるんじゃないですか?」
「仮に相手も光だとして」
「それでもプロバイダーのバックボーンや途中のネットワーク機器の処理能力など、ボトルネックになりそうなのはいくらでもありそうですね」
「でも楽しみだなぁ」
期待がふくらむのも無理はないと思います。今のNTTの光サービスのコマーシャルをみると、光にすればすべて解決!みたいな雰囲気ですものね。
でもこの状況、ADSL実験を始めた頃のNTTのISDNのコマーシャルの状況にも似ているんですよね。
もちろん、コマーシャルの受け売りをそのまま受け取る必要はないのですが、実際に最近ADSLを始めたばかりのブロードバンド初心者の彼は、ADSLを光に変えればどんな大容量ファイルも瞬時に送受信できると信じていますから、実際にはそんなもんじゃないですよと説明しても「詐欺だ」と言われても仕方ないですねぇ・・・(笑

実は光ファイバーそのものはすでに伊那に張り巡らされています。伊那ケーブルテレビは基幹部分の光ネットの増強をはかっていますし、ADSLの伊那有線も局間の光ネットをルームにする工事を21日に予定しています。
私の家の玄関から電柱を見上げれば、光ケーブルの束が曲線を描いて曲がっているのが見えます。あの1本を落としてくれればと思わないわけでもありません。
でも光ファイバがあることと、使えることは全く別の話。
ADSLが使える技術であることがわかったのは、まず実験して試してみて実感したからこそであり、最初から使えることが判っている光を、なぜ今更「さてどう使おうか」と考えなければならないのでしょう。
ADSLと光ファイバには「使える」部分に大きな違いがあり、それは提供する側と利用する側の大きな溝になっていないかと最近考えるところでもあります。
| 安江輝 | comments (0) | trackback (12) | 地域情報化 |
有線放送電話とNTT
1997年当時、ADSLをやる予定はないとNTTが明言していたのは事実ですが、そのことで有線放送電話というシステムにもう一度脚光が浴びたのもやはり時代の趨勢というものでしょうか。
もともと有線放送電話システムのはじまりは、電電公社がサービスしきれない地方の地域同時放送システムであったわけですし、その後通信も技術的にできるようになり、インターネットが接続され地域限定では実質なくなり、技術的に可能なADSLによって地域高速通信網として活用できる・・・技術の高度差はあるにせよ、いつの世も革新のパターンは変わらないと思ったものです。
今、ブロードバンドはADSLから光ファイバーへと言われ始めていますが、今から5年前はISDNで光ファイバーへと多くの人が言っていたのを思い出します。
いずれ、技術的に光の有線放送電話システムというのも可能なのでしょうが、先人が残した電線や電柱、組織といった財産を簡単には切替えるわけにもいかないのが実際。おそらくさらに新たしい技術ステップと少しの時間が切替えには必要でしょう。
ADSLが起こしたショックは新しい技術というより、既存の設備やシステムに重畳できるというフレキシブルさに原因があるだけのことだったと思います。
| 安江輝 | comments (0) | trackback (0) | 地域情報化 |

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