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  • (12/06)

はじめてのセルフ「讃岐の里」
今回の移動には高松駅前のマツダレンタカーで借りたワゴンが大活躍したのだが、この車にはカーナビがついていた。
ところがこのカーナビ、初期の頃のGPS電波のみのタイプであったために、ちょっと建物の影や高速道路の下を走ったりすると地図上の矢印が迷走してしまう。

坂出に向かった我々はこの心許ない新兵器を頼りに見知らぬ土地を走ったのだが、恐れていたとおりバイパスから降りるべきランプを通り過ぎてしまった。
バイパスは片側一方の高架橋であったのでUターンはできない。
そこで若干遠回りになるがルートを変更することにした。

「あれ、この先にセルフの店があるねぇ」
地図をのぞき込んでいた隊員が気づいた。
それは某うどん本にも載っていた「讃岐の里」である。
名前こそチープであるが、なかなかの名店であるようにかかれている。
そもそも私を除いてうどん隊の面々はセルフうどん店はまだ入ったことがない。

問題は時間である。すでに時刻は午後4時近く。夕食時には微妙に早く、ガイドブックでも準備中や閉店時刻を過ぎてしまっている店も多かったのである。
ところがさすがセルフ店である。3時だろうと4時だろうと開いてくれていたのである。
おそるべしセルフの里・・・・じゃない讃岐の里。


はじめてのセルフ店。隊員の間には緊張が走る。
誰一人としてのれんをくぐろうとしない・・・つまり唯一の経験者である私に先にいけ!と暗に皆が示唆しているのである。
仕方なく断頭台に登る面持ちでのれんをくぐると、さすがに午後の4時。誰も客はいなかった。

しかし、ファーストフードのように明るく広い店内はいささか気分は楽である。
これが頑固親父の製麺所だったりしたらきっと讃岐うどんは嫌いになっていただろう。もっともこの時間にはやっていないが。

セルフの仕組みは今思えば至って簡単である。
最初に「かけ」「ぶっかけ」「生醤油」などの店の用意している麺の形態を注文しお椀に麺をいれてもらう。暖かいかけであれば暖め、冷やであればネギや天かすなどを乗っけたり、天ぷらなどがあればトッピングしてお会計をする。
一連の作業は慣れればたいしたことないのであるが、何事も最初は緊張の連続である。

私は生醤油うどんにした。

醤油はテーブルに用意されている。

他の隊員たちも手早く注文していく。セルフはスピードが命なのだ。

さすがに午後4時のことはあって麺はいささか伸び気味のように素人の我々でも感じたが、とにかくセルフ初体験の店としては満足がいくものだった。
また生醤油が甘すぎず辛すぎず、まさにうどんを味わうにはこれしかないということを知ることができた。明日以降の製麺所系では生醤油を頼もうと心に誓う。

決して最高ではないが、セルフの醍醐味と店の入りやすさ、リーズナブルな値段、いわゆる「庶民派讃岐うどん」を味わえる店として帰ろうとした我々「信州うどん隊」に店のおばちゃんが一言。

「お金払ってね」

セルフのスピード重視ばかりが念頭にあって、もう少しで無銭飲食で捕まるところであった。

うどんがいくら安くてうまくても、お金を払うことだけは忘れないようにしよう・・・そう誓ったのであった。
| 安江輝 | comments (227) | trackback (590) | さぬきうどん |

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