光は伊那にくるのか
伊那にもNTTが光サービスを開始しそうな雰囲気が漂う今日この頃。でも光サービスって一体なんなんだろう。
先日、ブロードバンド大好き・・・というか例のPtoP大好きな人に「光になるとどのくらいでファイル交換できるようになるかな」と聞かれました。
「それは相手によるんじゃないですか?」
「仮に相手も光だとして」
「それでもプロバイダーのバックボーンや途中のネットワーク機器の処理能力など、ボトルネックになりそうなのはいくらでもありそうですね」
「でも楽しみだなぁ」
期待がふくらむのも無理はないと思います。今のNTTの光サービスのコマーシャルをみると、光にすればすべて解決!みたいな雰囲気ですものね。
でもこの状況、ADSL実験を始めた頃のNTTのISDNのコマーシャルの状況にも似ているんですよね。
もちろん、コマーシャルの受け売りをそのまま受け取る必要はないのですが、実際に最近ADSLを始めたばかりのブロードバンド初心者の彼は、ADSLを光に変えればどんな大容量ファイルも瞬時に送受信できると信じていますから、実際にはそんなもんじゃないですよと説明しても「詐欺だ」と言われても仕方ないですねぇ・・・(笑
実は光ファイバーそのものはすでに伊那に張り巡らされています。伊那ケーブルテレビは基幹部分の光ネットの増強をはかっていますし、ADSLの伊那有線も局間の光ネットをルームにする工事を21日に予定しています。
私の家の玄関から電柱を見上げれば、光ケーブルの束が曲線を描いて曲がっているのが見えます。あの1本を落としてくれればと思わないわけでもありません。
でも光ファイバがあることと、使えることは全く別の話。
ADSLが使える技術であることがわかったのは、まず実験して試してみて実感したからこそであり、最初から使えることが判っている光を、なぜ今更「さてどう使おうか」と考えなければならないのでしょう。
ADSLと光ファイバには「使える」部分に大きな違いがあり、それは提供する側と利用する側の大きな溝になっていないかと最近考えるところでもあります。
先日、ブロードバンド大好き・・・というか例のPtoP大好きな人に「光になるとどのくらいでファイル交換できるようになるかな」と聞かれました。
「それは相手によるんじゃないですか?」
「仮に相手も光だとして」
「それでもプロバイダーのバックボーンや途中のネットワーク機器の処理能力など、ボトルネックになりそうなのはいくらでもありそうですね」
「でも楽しみだなぁ」
期待がふくらむのも無理はないと思います。今のNTTの光サービスのコマーシャルをみると、光にすればすべて解決!みたいな雰囲気ですものね。
でもこの状況、ADSL実験を始めた頃のNTTのISDNのコマーシャルの状況にも似ているんですよね。
もちろん、コマーシャルの受け売りをそのまま受け取る必要はないのですが、実際に最近ADSLを始めたばかりのブロードバンド初心者の彼は、ADSLを光に変えればどんな大容量ファイルも瞬時に送受信できると信じていますから、実際にはそんなもんじゃないですよと説明しても「詐欺だ」と言われても仕方ないですねぇ・・・(笑
実は光ファイバーそのものはすでに伊那に張り巡らされています。伊那ケーブルテレビは基幹部分の光ネットの増強をはかっていますし、ADSLの伊那有線も局間の光ネットをルームにする工事を21日に予定しています。
私の家の玄関から電柱を見上げれば、光ケーブルの束が曲線を描いて曲がっているのが見えます。あの1本を落としてくれればと思わないわけでもありません。
でも光ファイバがあることと、使えることは全く別の話。
ADSLが使える技術であることがわかったのは、まず実験して試してみて実感したからこそであり、最初から使えることが判っている光を、なぜ今更「さてどう使おうか」と考えなければならないのでしょう。
ADSLと光ファイバには「使える」部分に大きな違いがあり、それは提供する側と利用する側の大きな溝になっていないかと最近考えるところでもあります。
2004,01,20 Tue 01:18
有線放送電話とNTT
1997年当時、ADSLをやる予定はないとNTTが明言していたのは事実ですが、そのことで有線放送電話というシステムにもう一度脚光が浴びたのもやはり時代の趨勢というものでしょうか。
もともと有線放送電話システムのはじまりは、電電公社がサービスしきれない地方の地域同時放送システムであったわけですし、その後通信も技術的にできるようになり、インターネットが接続され地域限定では実質なくなり、技術的に可能なADSLによって地域高速通信網として活用できる・・・技術の高度差はあるにせよ、いつの世も革新のパターンは変わらないと思ったものです。
今、ブロードバンドはADSLから光ファイバーへと言われ始めていますが、今から5年前はISDNで光ファイバーへと多くの人が言っていたのを思い出します。
いずれ、技術的に光の有線放送電話システムというのも可能なのでしょうが、先人が残した電線や電柱、組織といった財産を簡単には切替えるわけにもいかないのが実際。おそらくさらに新たしい技術ステップと少しの時間が切替えには必要でしょう。
ADSLが起こしたショックは新しい技術というより、既存の設備やシステムに重畳できるというフレキシブルさに原因があるだけのことだったと思います。
もともと有線放送電話システムのはじまりは、電電公社がサービスしきれない地方の地域同時放送システムであったわけですし、その後通信も技術的にできるようになり、インターネットが接続され地域限定では実質なくなり、技術的に可能なADSLによって地域高速通信網として活用できる・・・技術の高度差はあるにせよ、いつの世も革新のパターンは変わらないと思ったものです。
今、ブロードバンドはADSLから光ファイバーへと言われ始めていますが、今から5年前はISDNで光ファイバーへと多くの人が言っていたのを思い出します。
いずれ、技術的に光の有線放送電話システムというのも可能なのでしょうが、先人が残した電線や電柱、組織といった財産を簡単には切替えるわけにもいかないのが実際。おそらくさらに新たしい技術ステップと少しの時間が切替えには必要でしょう。
ADSLが起こしたショックは新しい技術というより、既存の設備やシステムに重畳できるというフレキシブルさに原因があるだけのことだったと思います。
2004,01,11 Sun 01:20
住基ネットのこと
私のホームページには某長野県知事と肩を並べている写真がありますが、別にシンパというわけではありません。
たまたま知事就任直後にお会いする機会があって、「じゃあ僕も写真を」とお願いしたら、サービスの良い知事が隣に立ってくれた・・・くらいのもんです。ミーハーですね。
その知事が引き起こした住基ネットセキュリティに関する話題。そのことについていろいろと言われていますが、もし私が知事の立場だったとしても「ほんとにそれ(住基ネット)大丈夫?」と思ったことは確かです。
行政職員の立場から言えば「たいした情報なんて流れていないから大丈夫」なんていう人もいるかもしれませんが、そしたら住基システムそのものが「たいしたことない」になってしまうし、そもそもネットワークを構成する段階でセキュリティは大丈夫などと自信を持って言える人なんていないのではないでしょうか。
私だったらこういいますね。「システムは万全なんてことはありません。でも目的外使用されたら、それは厳罰をもって対処しますし、こんなに社会や家から出ることが出来ない人たちなどに便利なことがたくさんあるのです」
・・・・でも今のところないんだよなぁ。便利なこと。
ポジティブに話ができないから、住基ネットはネガティブに進んでいく・・・・当然と言えば当然か。
たまたま知事就任直後にお会いする機会があって、「じゃあ僕も写真を」とお願いしたら、サービスの良い知事が隣に立ってくれた・・・くらいのもんです。ミーハーですね。
その知事が引き起こした住基ネットセキュリティに関する話題。そのことについていろいろと言われていますが、もし私が知事の立場だったとしても「ほんとにそれ(住基ネット)大丈夫?」と思ったことは確かです。
行政職員の立場から言えば「たいした情報なんて流れていないから大丈夫」なんていう人もいるかもしれませんが、そしたら住基システムそのものが「たいしたことない」になってしまうし、そもそもネットワークを構成する段階でセキュリティは大丈夫などと自信を持って言える人なんていないのではないでしょうか。
私だったらこういいますね。「システムは万全なんてことはありません。でも目的外使用されたら、それは厳罰をもって対処しますし、こんなに社会や家から出ることが出来ない人たちなどに便利なことがたくさんあるのです」
・・・・でも今のところないんだよなぁ。便利なこと。
ポジティブに話ができないから、住基ネットはネガティブに進んでいく・・・・当然と言えば当然か。
2004,01,11 Sun 01:19
そもそものはじまり
私の今年のはじまりは、病院の救急センターでの「あけましておめでとう」でした。
と言っても病気になったわけではありません。私の現在の仕事は伊那にある地域中核病院での企画業務であり、元旦は救急センターで当直をしておりました。ここのセンターは昨年4月に出来たばかりですが、24時間どのような患者でも診ることから、年末年始であろうと大勢の時間外急患と救急車が訪れます。
市役所というところは、いろいろな仕事をしなければなりません。病院の業務もそうですし、情報システムの仕事、畜産の仕事などなど。いずれも私は仕事としてやってきました。
1997年当時は農政課という、農業に関する業務を主とするところで勤務していまして、その時に伊那市有線放送農業協同組合と出会ったわけです。そう、伊那有線は農協なんですね。
有線放送電話を行っている団体としては、農協・漁協の組織体である場合もあれば、自治体が業務として行っている場合や共設組合として行っている場合などがあります。が、やはり財源や経営にバックアップできる組織体がいいという点では、全国的な総合組織であり、農林水産省などの補助も受けやすい農業協同組合というのはいいですね。また農村という地域性から考えても、設立当時に農協という組織であることは無理がなかったのでしょう。
JANISというプロバイダーがありますが、あれも農協がバックになっています。あそこは「長野県協同電算株式会社」という農協の子会社であり、あくまで農協とは違います。
もともと農協の電算業務を請け負う会社でしたから、持ちつ持たれつであるでしょうけど。
そんな農業とADSLとの関わり。そこには組織と人と技術の見事な(微妙な?)マッチングがあったわけです。
私もたまたまですが、そんな関わりの中を泳がせてもらえて、とてもよい経験であったと言わざるを得ないわけです。
今は医療という関わりを泳がせてもらっていますが、これもまたいろいろと出来そうで、楽しみですね。
今までにはない女性との接点が多いのは、ADSL以上に魅力的ではありますが・・・・なかなか一筋縄ではいかないところはADSLに通じるものがあるようです。(意味不明)
と言っても病気になったわけではありません。私の現在の仕事は伊那にある地域中核病院での企画業務であり、元旦は救急センターで当直をしておりました。ここのセンターは昨年4月に出来たばかりですが、24時間どのような患者でも診ることから、年末年始であろうと大勢の時間外急患と救急車が訪れます。
市役所というところは、いろいろな仕事をしなければなりません。病院の業務もそうですし、情報システムの仕事、畜産の仕事などなど。いずれも私は仕事としてやってきました。
1997年当時は農政課という、農業に関する業務を主とするところで勤務していまして、その時に伊那市有線放送農業協同組合と出会ったわけです。そう、伊那有線は農協なんですね。
有線放送電話を行っている団体としては、農協・漁協の組織体である場合もあれば、自治体が業務として行っている場合や共設組合として行っている場合などがあります。が、やはり財源や経営にバックアップできる組織体がいいという点では、全国的な総合組織であり、農林水産省などの補助も受けやすい農業協同組合というのはいいですね。また農村という地域性から考えても、設立当時に農協という組織であることは無理がなかったのでしょう。
JANISというプロバイダーがありますが、あれも農協がバックになっています。あそこは「長野県協同電算株式会社」という農協の子会社であり、あくまで農協とは違います。
もともと農協の電算業務を請け負う会社でしたから、持ちつ持たれつであるでしょうけど。
そんな農業とADSLとの関わり。そこには組織と人と技術の見事な(微妙な?)マッチングがあったわけです。
私もたまたまですが、そんな関わりの中を泳がせてもらえて、とてもよい経験であったと言わざるを得ないわけです。
今は医療という関わりを泳がせてもらっていますが、これもまたいろいろと出来そうで、楽しみですね。
今までにはない女性との接点が多いのは、ADSL以上に魅力的ではありますが・・・・なかなか一筋縄ではいかないところはADSLに通じるものがあるようです。(意味不明)
2004,01,03 Sat 01:22
