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6軒目:山越
2006-05-26 Fri
谷川から琴平に戻る方向にしばらく車を走らせて6軒目を目指した。
起伏のなだらかなワインディングロードを、景色を楽しみながら走らせていたが
自分の前後を走っている車が谷川を出てからずっと一緒ということに気が付いた。
ライバルか?
そしてカーナビが指し示す次の目的地「山越」に近づくと、車が満杯の広い駐車場と
その入り口付近の渋滞が目に入った。
それまで走ってきた、交通量があまり無いのどかな空間とのギャップに戸惑いながらも
いくつかある出入り口のうち、車が出てきそうな様子のある出入り口に狙いを定めて
順番待ちし何とか駐車できた。
こういう時には運転席が高いところにあるワンボックス車は見通しが利いて便利である。
谷川からの道中前後にいた車はまだ駐車スペースを探していた。勝った!(笑)
そして駐車場からは100m程歩いた辺りに店舗があった。
もう12時近くになっていたのと、駐車場の混み具合から、また行列か?と心配だったが
店舗入り口には行列は無かったので一安心。。。
と思ったら、ぬか喜び。。。
それは出口であって、その脇には行列の最後尾らしき人波があった。
え?
じゃぁ入り口は???
と思いながら人波を辿っていってみると。。。
がーん!
入り口は遥か彼方に見えるほどで、これは全くの想定外であった。負けた。。。
山越は諦めようかな?と一瞬思ったものの、やはりこれだけの行列を見ると逆に興味が
沸いてくるのも不思議である。
1時間近く並んでやっと入り口に辿り着き、暖簾をくぐって店舗に入ると、そこでは
大きな釜で次々にうどんが茹で上げられていた。
カウンターではおばちゃんが次から次へと注文をさばいて手際良くうどんのトッピングを
乗せてお客に渡していた。
おばちゃんの勢いに圧倒されるも、並んでいる時の時間つぶしに考えてあったメニューを
注文。この店は「かまたま」と呼ばれる、釜揚げ+生卵のうどんが有名らしいが、やはり
初志貫徹、かけうどんを頼んだ。
そしてうどんを受け取り、醤油を掛けて。。。と思ったら醤油が見当たらない。
仕方ないので、目に付いただし汁給汁器?で汁を掛けた。意外とこれがいい匂い。
うどんを持って広い店内。。。というか敷地内に広がる庭園内を歩き、手ごろな
テーブルを見つけて座って、青空の下で、さぁイタダキマース!
うーん、待った甲斐ある素晴らしい味わい!
特に驚いたのは、麺のモチモチ感が本物の餅を食べているようで、それでいて切れのある
食感がたまらず「これはうまい!」と思わず声をあげてしまったほどである。
1時間待ったことが、余計にそう思わせただけかもしれないが、しかし、これだけの
混雑状態にありながらの、この味わい。いい仕事してますねぇ〜
敷地内にあったお土産コーナーで売られていた生麺を、思わず親戚分買ってしまった
のであった(一部宅配依頼)
by tako