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1軒目:山内

カーナビに案内されて、小山や田畑に囲まれた、民家もまばらな地帯の一角にある
小高い丘の上に辿り着くと、そこには一軒の民家?と思われるような建物があった。

カーナビは、事前に登録しておいた「山内」到着を案内しているけど、店らしき建物は
他には無い。しかしその建物の前には駐車スペースがかなり用意されていた。

「もしかして、これか?」

そう、その建物には良く見ると店名を書いた看板が掲げられていたのであった。


ちょうど到着したのが11時50分頃だったこともあってか、店の周囲を注意しながら
観察していると、次々と車がやってきて、人々がどんどん建物の中に吸い込まれて
いった。
途中で追い抜いた選挙カーもやってきた。
工事現場からきたと思われる作業用トラックもやってきた。

なるほど、今日は金曜日だから地元の方がお昼に集まってきているのだろうか。

と、状況をだいぶ飲み込めたあたりで、いざ店内に突入!
なんといっても初の讃岐うどんなので、ちょっと緊張しながら入り口をくぐると
メニューが目に入った。天ぷら、おでん、おにぎりも並んでいる。

「おぉ、これが噂のおにぎりかぁ!」

と感慨に浸っていると、カウンターの奥から

「何にする?」

との声。
慌てて我に返り、

「しょうゆ、小、4つ」

と迷わず家族人数分を注文。
そう、食べるのはしょうゆの小にしよう、と決めていたのである。

できるだけ多くのうどん屋を巡るためには、いくらでも食べれるとは言っても
やはり一軒あたりの量を少なく抑えておかないと。。。ということと、子供でも
食べれる程度の量としては小が最適かな?と。
そして、「うどん」と「醤油」という、長野県ではお目にかかれない組み合わせに
非常に惹かれていたのである。

しかし、そこでちょっと誤算が発生。
会計をする場所の目の前に天ぷらが並んでいて、そのうちの
大きなイカゲソ揚げとかき揚げを子供が取ってしまったのである。



うーむ、記念すべき初讃岐うどんだし、まぁいっか。。。

ということで、テーブルにおいてあった生姜をおろしてうどんに乗せて
醤油をかけて、やっと念願の讃岐うどんとご対面!



一口食べて「おぉ!」、もう一口食べて「うーん!」
いつも長野で食べているうどんとは別次元の、まるで何かの刺身という感じ。
妻も子供も満足げ。イカゲソ揚げも冷たかったものの、味はうまい。

あとはもう一気にお腹の中に入ってしまったのでした。

店の雰囲気も、ゆっくりした時間が流れているようで、とても心地よく感じた。
観光客も少なく、地元の人が多かったのも良かったし、何よりも天気が良く
全てが輝いて見えたのは気のせいか。。。

ということで、最高のスタートを切れた今回の巡業は、初讃岐うどんに一種の
カルチャーショックを覚えつつ、次の目的地「小縣家」に向かったのでした

by tako
四国うどん巡礼22:51 : comments (x) : trackback (x)
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