。゜。゜。゜。゜。いなじんインターネットメールマガジン。゜。゜。゜。゜ Vol.21        2001.11.28 http://www.inajin.gr.jp    〜〜〜〜〜〜〜〜〜ウィルス注意報発令中〜〜〜〜〜〜〜〜〜     外から帰ったら、まず、うがい。。。 え? そうじゃない?  ====おしながき=========================   □ いなじん会員著書の販売 【車いすのパンセ】       ■ Windows XPのインストール              もっちゃん   □ IT講習会雑感                   T-cool   ■ インターネットに関する法問題   第2回      法学徒N   □ 大学つれづれ[8] 大学パソコン事情 その5   女学生y ================================== ☆ いなじんお薦めの会員著書の販売               ☆ ★◇ ◇★ ◇★◇ 「車いすのパンセ」 光芒社   著者  唐沢 浩 ◇★◇ ★◇★◇     定価 \1,800 ◇★◇★ ■                                 ■  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      ◇◆この本には、人間の愛が詰まっています(長野県 知事田中康夫)◇◆                   いなじん会員唐沢浩さんの「車椅子のパンセ」を会員特価で販売します。         ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^              この度、いなじんインターネット会員の唐沢浩さんの「車椅子のパ     ンセ」を、いなじんはブロードバンド環境をサポートするなどの協力     の下に刊行することができました。      この本は全身障害を持つ著者が、伊那市内を電動車椅子で歩き回っ     た体験や、日頃感じていることを現地に行って確かめたり、市役所な     どの機関で話を聞くなどしながら、持ち前の行動力とサービス精神を     生かして書き綴っています。      ADSL等のブロードバンドについてや、障害者のセックス論から     日本神話に関する考察まで幅広い内容になっています。      いなじんインターネットではこの「車椅子のパンセ」を消費税込み     で1800円で販売いたします。     (ただしいなじん事務所まで取りに来ていただくことが前提になりま      す)     お問い合わせ、購入希望の方はinfo@inajin.gr.jpまでお気軽にお問     い合わせください。                詳細はこちらです         http://www.inajin.gr.jp/topics/20011118.htm     ■□ Windows XPのインストール             もっちゃん      Windows XPをインストールする前に、必ずやっておいてもらいたい     のが、パソコンや周辺機器のWindows XPへの対応状況の確認です。      お使いのパソコンによっては、あらかじめドライバをダウンロード     しておかなければいけない場合が考えられます。      大切なデータのバックアップの前に、いま使っているパソコンや周     辺機器がWindows XPで動作するかどうか確認しましょう。      その周辺機器を利用するためにも、ドライバは事前にダウンロード     して、フロッピーディスクなどに保存しておくようにしましょう。      特にモデムやインターネットの接続環境に使われている周辺機器の     ドライバは、必ず事前にダウンロードしておきましょう。      アップグレード後にドライバがなくてはダウンロードもできなくな     ってしまいます。      そして、大切なデータをバックアップします。現在のシステムに上     書きする形でアップグレードする場合は、インストールしてあるアプ     リケーションや、各種のデータは残りますが、新規インストールを行     う場合はほとんどのデータが消去されてしまいます。      また、どちらのインストール方法でも、環境によってはセットアッ     プ作業中にトラブルが起きるという可能性もあります。      アプリケーションなどは後からインストールし直すことができます     が、メールデータやアカウント情報、アドレス帳、それにInternet     Explorerのお気に入りデータなどは、一度消去されてしまうと復活さ     せることができません。      万一の場合を考えてアップグレード作業に入る前にメールデータや     Internet Explorerのお気に入りの情報をバックアップしておきまし     ょう。      Windows XPにアップグレードするには、主に2種類の方法がありま     す。      1つはシステムを一度“まっさら”な状態にして、まるごと新しい     ものをインストールする「新規インストール」です。      もう1つが、いま使っているOSのシステムファイルをWindows XPに     入れ替えてOSの部分だけを変更する「上書きインストール(アップグ     レード)」です。      上書きインストールの場合、アプリケーションやメールのデータ、     InternetExplorerの設定などがそのまま残るので、アップグレードに     伴う手間が少なく、いままで利用した資産をそのまま活かすことがで     きます。      これに対し、新規インストールの場合は、使っているファイルや設     定ファイルをのぞき、インストールしているアプリケーションなどは     すべてなくなってしまいます。      新規インストールを行う前に、Windows XPの「ファイルと設定の転     送ウィザード」機能を使えば、デスクトップ、ディスプレイ設定、ダ     イヤル接続、Internet Explorerの設定、メールの設定など、重要な     設定部分をフロッピーディスクなどに保存して、新規インストールし     たWindows XPに取り込ませることができます。      やり方は、いま使っているOSが動作している状態でWindows XPの     CD-ROMを挿入します。     「追加のタスクを実行する」をクリックし、「ファイルと設定を転送     する」を選択して、各種の設定ファイルをフロッピーディスクなどに     保存してください。      その後、「Windows XPをインストールする」をクリックして、イン     ストール方法で「新規インストール」を選択して作業を進めれば、新     規インストールがおこなわれます。      手間という点に関しては上書きインストールの方が楽ですが、それ     まで使ってきた環境を引き継ぐ形になるわけです。      ですから、たとえば長期間メンテナンスもせず使い続けていたり、     断片化が進んでいるような状況で「上書きインストール」をおこなう     と、正常にインストールされないことも十分考えられます。      予期しない動作が起きたり、トラブルが起きる可能性は避けたいと     いうことであれば「新規インストール」を、どうしてもいままでの環     境をそのまま引き継ぎたいということであれば、「上書きインストー     ル」を、というスタンスで選ぶのもいいでしょう。                                      ■□   ■□ IT講習会雑感                 T-cool 先日、講習会でお会いした校長先生と、又お話しする機会がありま     して、今度は成長の速度という興味ある話をお聞きできました。      小学校や中学校で子供達が勉強をして、いろいろな能力を身につけ     ていく過程に置いて、何かができるようになる速度というのは、非常     に面白い曲線を描くそうです。      つまり、はじめはできない時間がしばらく続き、ある日突然、でき     るようになって、急激に能力が向上していく。ところがある日、その     上昇カーブがピタッと止まってしまい、できないでいる時間が又しば     らく続く。      又ある日、突然できるようになり。。。。ということを繰り返して     いるのだという。      つまり、成長の曲線は、直線的ではなく、階段を上るように段々に     なっている、というのです。      なるほど、小さい頃を考えてみると、鉄棒で逆上がりができなくて     泣きたくなる時間がしばらく続いた後、突然、できるようになって面     白いように何度もやってみた、なんていう経験、あったような気がし     ます。      パソコンの技を修得するのも、もしかしたら、これに似ているのか     もしれません。      初心者の方にしてみると、キーボードの文字の位置なんてものは、     分からなくていらいらしてしまうものですよね。      でも、そんないらいらしている時期を過ぎて、ある日突然、指が自     然に文字の位置に動くことができて、あっ、できるじゃない、なんて     思うことがあるかもしれません。      多分それは、悩んで、いらいらしている間に、指がキーボードの文     字の位置を少しずつ少しずつ覚えているのではないか。そして、ある     日突然、指が自然に動き出す日が来るための準備をしているのではな     いかと、思います。      もし、キーボードの文字の位置が覚えられなくて、と悩んでいるか     らがいらっしゃったら、是非、小さかったころ、逆上がりができるよ     うになった、あの日のことを思い出してみて下さい。                                  □■   ■□ インターネットに関する法問題   第2回      法学徒N      みなさんこんにちは。      今日は実際に起こった事件を取り上げて、「こんなことが犯罪にな     っちゃうんだ〜」っていうのを紹介してみたいと思います。      最近、1,2週間で新しいウイルスが出回っているのはご存知の方     も多いですね。      私も先週、このメールが来て、「ウイルスは添付ファイルを開かな     ければ大丈夫」と思っていたのですが、なんと、添付ファイルを開か     なくても、プレビュー画面に表示しただけで、感染してしまったよう     です。      このウイルスは、何かパソコンの中のデータを破壊したりするよう     な恐ろしいメールではなかったのですが、アドレス帳に登録してある     アドレスに、同じようなメールを次々に送ってしまうというものでし     た。      「感染した!」って思った瞬間、接続を切断しました。      急いで切断したんですが、それでもアドレス帳の上位4人の友達に     は送られてしまったようです。      すぐ電話して対策をアドバイスできたのでなんとか無事にことがす     みました。      さてさて、近頃話題のウイルスメール。      これを、自分がウイルスに感染していることを知りながら他人にメ     ールを送ることは犯罪なのでしょうか。      まあ、この辺は当然「悪いことだ」という認識はみなさんにあるよ     うなのですが、では、どんな犯罪が成立するのでしょうか。      日本では、1987年に刑法の一部改正があったのですが、これら     のウイルスに関する犯罪を直接の規制対象とする処罰規定は設けられ     ませんでした。      また、最近制定された不正アクセス禁止法でも、同様にウイルスの     対処を目的とする特別な規定はありません。      だからといって、「何も罪にならない。」と考える人はいないです     よね。      そこで、日本では刑法234条の2 「電子計算機損壊等業務妨害     罪」や、「電磁的記録毀損罪」などが、関係する条文と言えます。      しかし、実際にはこの規定を用いずに、一般的な犯罪の手段として     ウイルスが使われたと見る感じで、「威力業務妨害罪」やが成立する     ことになります。      こんな事件がありました・・・。     「ある少年が、ネット通販を免れる目的で、ウイルス約200種類を     添付した電子メールを嫌がらせをする目的で、企業へ送りつけた。」      この事件も、先ほど述べたように少年が企業の業務を妨害するもの     として、「威力業務妨害罪」の容疑で逮捕されました。      さらに、この事件に限らずウイルスメールを送ったことによって、     他人に損害が発生した場合は、当然、民事的な責任として民法709     条の「不法行為」として、損害を賠償しなければなりません。      ただ、自分がウイルスに感染しているという認識がなければ、もち     ろん犯罪になる可能性は低くなります。      不法行為に関しても、「故意又は過失により」という文言があるの     で、「ウイルスメールを送る」という意思や「あ、うっかりしてた」     なんてことがない限りは責任は問われないのが原則となっています。      こまめな、ウイルスチェックに心がけましょう。                                  ■□   □■  大学つれづれ[8] 大学パソコン事情 その5   女学生y      日本人学生に、英語やドイツ語などの語学講義があるように、中国     人留学生は「日本語」の授業を受けています。      ですから、だんだんと日本語を交えながらの会話が出来るようにな     ってきました。      日本語だらけの環境に飛び込んでいるのですから、さすがに上達が     早いです。      語学を学ぶには、その環境に浸かるのが一番なんだな、と実感しま     した。      パソコンの授業が、ワープロ(マイクロソフトワード)を使った文     字入力練習になったとき、留学生が困ったのが、日本と中国での漢字     の読み方の違いです。      パソコンの操作そのものには慣れている留学生ですから、ローマ字     入力で日本語を入力し始めようとしました。      でも、「入力したい漢字」は分かっても、その漢字を「日本ではど     う発音するのか」にとまどってしまうのです。      たとえば、私の左隣に座っている留学生『浜』さんは、中国の発音     では『びん』さんと読むのです。      が、日本語入力ソフトで「BIN」とタイプして「びん」を変換し     ても『浜』という文字は出てきません。     「『ひん』か『はま』と入力して変換すると出てくるよ」と教えまし     たが、どうして『びん』ではダメなのか、説明してあげることができ     ません。      右隣の留学生『馬』さんは、さっさとローマ字入力に見切りをつけ     て、MS-IMEの「手書き入力」で日本語を入力し始めました。      巧みなマウスさばきで、漢字やひらがなを、次々と手書き入力ウィ     ドウに描いていくさまは、端から見ていても見事なものでした。      また、留学生は手書き入力を使えば楽だな、という的確な判断にも     感心しました。                                  ■□                                     。。。。。。。。。☆☆☆。。。。。。。。。              編集部からのお知らせ  ■■□■   ■□ 編集部のひとこと   □  ■   いなじんお薦めで紹介した「車いすのパンセ」。一話一話がそんな     に長くないから、ちょっとした時間に読めます。それで、ついつい面     白いから次へ次へと読み耽ってしまうのです。ほのぼのとしたお話あ     り、人の優しさにほろっとする場面あり、反対にその優しさを不幸に     も持ち合わせていない人に思わず、私が腹を立ててみたり。      きっと、この本を読んでいるときの私は、百面相。是非是非、皆さ     んにも読んでいただければと思います。      それにしても、電動車椅子が時速4キロも出るとは・・・。     私が走るよりも速い。恐れ入りました。       綾小路最中       ■□■    ■□ 情報をお寄せください  □          いなじんインターネットは、地域のみなさんからの情報を       お待ちしています。       美味しい情報、楽しい情報などお待ちしております。              情報の提供は、こちらからお願いします。        http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html              mailmag@inajin.gr.jp            =================================      発行  非営利活動法人 いなじんインターネット          長野県伊那市境1071番地 リブレビル1F            ご購読の停止及びメールアドレスの変更は、          http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html        編集部へのお問い合わせ、ご意見・ご感想など          http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html                          mailmag@inajin.gr.jp     このメールマガジンは、大安の日にお届けしております。    尚、大安が日曜、祝祭日と重なった場合は、お休みとさせていただきま    す。あしからず。 。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆。゜。