。゜。゜。゜。゜。いなじんインターネットメールマガジン。゜。゜。゜。 Vol.46       2002.09.06 http://www.inajin.gr.jp  〜〜〜〜〜〜〜〜〜 やっと朝夕涼しくなりました 〜〜〜〜〜〜〜〜〜  ====おしながき========================   □ インターネットに関する法問題 第12回 法学生    ■ ブロードバンド時代のパソコン活用 T-COOL   □ ○ドライ・アイ○ ドクターS   ■ 大学つれづれ[19]  女学生 y. =================================   ■□ インターネットに関する法問題 第12回         2.アメリカの理論 法学生  前述の、日本の裁判所が打ち出した「相当性の理論」基準をも ってしても、まだ依然として表現の自由に対する制約が強すぎるので はないか。つまり、名誉の保護に傾きすぎているとの批判がある。  この点に関しては、アメリカの最高裁判決での注目すべき基準があ る。1964年の「ニューヨーク・タイムズ社対サリヴァン事件」の判決 で定式化された基準である。名誉毀損が容易に認められてしまうので は、畏縮効果が働いてしまい、自由な表現行為をすることができない。 そこで、名誉毀損で訴えられることを恐れることなく「公務員」を批 判する自由を保障するために、名誉毀損が成立する範囲を限定した。 すなわち、名誉毀損が成立するのは、表現者が「現実の悪意(=現実 の害意:actual malice)」を有していた場合、つまり、事実が真実で はないことを知っていたか、あるいは、ちょっと調べれば真実でない ことが分かったはずなのに調べようともしなかった場合のみである、 という「現実の悪意」の基準を採用した。これは、公務員(公人: public figures)に対しての表現行為に関する基準であるので「公人 の理論」と言われたりもする。   ただ、この基準が表現行為への畏縮効果が減少するとはいえ名誉毀損 行為に対して損害賠償を科す目的は、名誉毀損表現を畏縮させ、抑止 することにある。つまり、あまりに表現行為を厚く保護しすぎると、 今度は名誉毀損的な表現が自由になされてしまう恐れがある。  結局、現在日本が採用している「相当性の理論」を使ったとしても、 その基準や輪郭が明確に規定され、国民の誰でもが理解できるように なっていれば、問題はない。   とはいえ、名誉毀損かそうではないかというものは限界事例であり、 簡単には明確な基準を規定できないのも仕方のないものとは思う。 ・・・・・次号へ続く・・・・・・                                     □■ ブロードバンド時代のパソコン活用 T-COOL CD-Rを活用しようと言うお題で、パソコン活用を考えてきました。 今回は、WindowsXPではどのように変わったかを見てみます。  今までWindowsというOSでは、書込型のCDに対応していませんで したが、WindowsXPになって本格的にCD-Rなどに対応できるように なってきました。実際にどのように使うのでしょうか?  とりあえず、書き込むためのファイルを見るために、エクスプロ ーラを起動したり、マイドキュメントを開いたりしましょう。ここ でCD-Rに書き込みたいファイルを選んで、CD-Rドライブに向かって ドラッグアンドドロップします。つまり、ファイルのアイコンをク リックしてマウスのスイッチを押したままマウスを動かして、CD-R ドライブのアイコンまで移動し、そこでマウスのスイッチを離しま す。どうでしょう、今までのWindowsなら、書き込みはできないと いうメッセージが出たはずですが、WindowsXPではそのままコピー されたように見えます。本当にコピーできたのでしょうか?  ためしにそのCD-Rのドライブをクリックして中身を見てみましょ う。すると、そこには今コピーしたファイルのショートカットのよ うなアイコンが見られます。これは「CDに書き込む準備ができたフ ァイル」なのです。これをCD-Rに書き込むには、エクスプローラに 表示されている、「これらのファイルをCDに書き込む」という文字 をクリックしてやる必要があります。さっそくクリックしてみまし ょう。  すると「CD書き込みウイザード」と言うウインドウが表示されて その手順に従って、CD-Rを挿入して「次へ」ボタンをクリックして いくと、CD-Rドライブが点滅して、どうやらCD-Rにファイルが書き 込まれたようです。書き込みが完了するとCD-Rメディアは自動的に 取り出されますので、これを他のマシンで見てみると、確かにファ イルが有ることがわかります。  このようにWindowsXPはOS自体がCD-Rに書き込むという作業に対 応していることがわかります。  でも、この書き込みの部分に、一部のファイル名の文字が問題に なり、ファイルが消えてしまうと言う「バグ」が有ることがわかっ ています。Windowsアップデートなどを利用して問題を解決する必 要が有るようです。 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;JP418479  次回は、CD-RWについて考えてみましょう。                                         ■□      ○ドライ・アイ○ ドクターS 角膜乾燥症の軽症型の「ドライ・アイ」が増えています 症状は目を開いているのがつらい    なんとなく、ゴロゴロする      目が充血しやすい、などなど エアコンの効いた乾燥した環境や テレビやPCのモニターが原因と言われています 点眼薬で水分を補給し、角膜の乾燥を防ぎましょう。 一度は、眼科の医師の診察を受けましょう。 ☆日本医師会 健康プラザより☆ □■ 大学つれづれ[19]  女学生 y.  大学は、まだまだ夏休みの真っ最中です。学校によって違いは あ りますが、私が通っている学校では7月の中旬から前期試験 があり、この試験が終わってから夏休みに入ります。  9月下旬の後期授業の開始まで、宿題も何もない、完全なる夏 休みになるのです。3年生ですので、就職活動にせいをだす人、 大学院受験に向けて自主勉強にかかる人、ひたすら遊ぶ人、さま ざまです。8月までは、高校生以下も夏休みで、あちこちの行楽 地が混雑しています。  9月に遊び歩いている人を見かけたら、それはきっと、大学生 です。そういう自分は、夏休み中もあいかわらず、パソコンと戯 れる毎日を送っています。                                 ■□                                     。。。。。。。。。☆☆☆。。。。。。。。。              編集部からのお知らせ  ■■□■   ■□ 編集部のひとこと   □ 苦しいほどに暑かった夏も残暑も峠を越え、やっと朝夕が 過ごしやすくなって参りました。天高く馬も私も肥える秋。 美味しいものが増える秋。困りましたね〜(笑)。私は久々に 水泳をまた再開してみようと思ってます。寄る年波で腹回り がだいぶマズイ事になってます…トホホホ。  ■  ※ごあいさつ。  従来の編集長が多忙のため臨時雇われ編集長が服務中です。 お気付きの方もおいででしょうがVol.34で中身の番号に重複 が生じました為この号はVol.46です。大変失礼致しました。 今後共、どうぞ宜しくお願い申し上げます。  編集長・綾小路小薔薇  ■□■    ■□ 情報をお寄せください  □          いなじんインターネットは、地域のみなさんからの情報を       お待ちしています。       美味しい情報、楽しい情報などお待ちしております。              情報の提供は、こちらからお願いします。        http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html              mailmag@inajin.gr.jp            ================================      発行  非営利活動法人 いなじんインターネット          長野県伊那市境1071番地 リブレビル1F            ご購読の停止及びメールアドレスの変更は、          http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html        編集部へのお問い合わせ、ご意見・ご感想など          http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html                          mailmag@inajin.gr.jp     このメールマガジンは、大安の日にお届けしております。    尚、大安が日曜、祝祭日と重なった場合は、お休みとさせていただき ます。あしからず。  。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆