。゜。゜。゜。゜。いなじんインターネットメールマガジン。゜。゜。゜。゜     2002.6. 11      ○Oo。.○Oo。Vol.43 。oO○.。oO○.                 http://www.inajin.gr.jp     _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/ (広告) _/     _/    「いなじんブロードバンドまつり」開催中 _/     _/       http://www.inajin.gr.jp/bbfes/   _/ _/ _/     _/ ブロードバンドが地域に与える影響について _/ _/ 皆さんのご意見をお聞かせください。_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   □  ブロードバンドは雷に注意    その2     やすえっち   ■  インターネットに関する法問題  第12回     行政書士 N   □  ブロードバンド時代のパソコン活用  T-COOL   ■  香害(臭いによる公害)は大迷惑だ!        ドナっち    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   ■□ ブロードバンドは雷に注意 その2        やすえっち      前回ブロードバンド装置やパソコンの落雷による破損対策として、     「しかし保安器もある程度の能力までしか対応できませんので、雷が     近づいたら電話線やケーブル回線を抜くのが一番の対策です。」と書     きました。      一般的にはそうなのですが、その後ケーブルテレビさんからの情報     で、伊那ケーブルテレビのケーブルモデムについては、利用者が勝手     にモデムからケーブル回線を抜くのはまずい、とのご連絡をいただき     ました。      これは、ケーブル回線からケーブルモデムまでは伊那ケーブルテレ     ビの管理部分という契約になっており、利用者が勝手にケーブル回線     を抜いたりすると故障やノイズの原因になるということがあります。      技術的な問題よりも契約上決められている限りは利用者は従わなけ     ればなりません。もっとも雷やその他の要因によるケーブルモデムの     故障は、管理者である同社が責任をもって修理・交換しなければなり     ませんので、その点は利用者は気楽です。      これと違う対応になるのが、伊那有線のADSLインターネットで     す。      伊那有線ADSLは、JANISとInfovalleyという2社がブロードバンド     サービスを行っていますが、InfovalleyはWeb上で、「有線DSL接続サ     ービスにてお貸出ししている有線DSLモデムにつきまして天災による     故障及び破損の修理はお客様ご負担となります。」と明記してありま     す。         http://www.valley.ne.jp/osirase/rakurai.html      JANISがどのような対応になるかは現時点ではわかりませんでした     が、おそらく同様のものとなると考えられます。      これは技術的に取り外しが簡単な有線ADSLと、トラブルの原因に     なりやすいケーブルモデムとの違いもあるとは思いますが、むしろサ     ービスに対するブロードバンド事業者のスタンスの違いと考えること     もできるのではないでしょうか。      NTTのフレッツADSLにおいては、ADSLモデムはレンタル     と買い取りがありますが、これは上記のケーブルテレビ、有線ADSLの     両方の対応ということになるでしょう。      このように各社とも対応は違いますし、雷といういつやってくるか     わからない、また原因として特定しにくいものはどこの事業者も対応     に四苦八苦しているというのが現状かと思います。      このような場合、利用者としてどういうスタンスをもつ事業者が良     いのか、それとも保険などで自営するか、雷の季節の前に少し一考い     ただくのもよいかもしれません。      ブロードバンドサービスが本格的にはじまり、最初の夏がやってき     ます。ある意味未だ日本では誰も想定も予知もしなかった事故が起こ     る可能性もありわけですから。                                  □■   □■ インターネットに関する法問題  第12回    行政書士 N             ◆インターネットと刑法175条◆    (1)概要      わいせつな表現に関しては、インターネットの法的な問題・犯罪に     ついて考えるときに表現の自由・プライバシー侵害と匹敵するほど、     またはそれ以上に大きな問題であり、盛んな議論がされている。      このインターネットとわいせつ関係の問題に関しては「サイバーポ     ルノ」ということもある。    (2)わいせつ図画公然陳列罪      刑法175条は『わいせつな文書、図画その他の物を頒布し、販売し     又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金、     若しくは科料に処する。販売の目的でこれらの物を所持したものも、     同様とする。』としている。      このように、わいせつな物を不特定・多数の人に閲覧させた場合、     刑法175条のわいせつ図画公然陳列罪が成立する。      文書とは、文字により一定の意思内容を表示したものである。図画     は、象形的方法により表示されたもの一般を意味し、絵画・写真・映     画の他、ビデオや未現像のフィルムのように、現像・映写・再生とい     う作業を加えなければわいせつ性を認識し得ないものも「図画」たり     うる。      「公然の陳列」とは、不特定多数又は多数人が観覧しうる状態に置     くことをいう(前田雅英「刑法各論講義」P461)。    (3)刑法上の主な問題点      実際に、インターネットを利用したわいせつ物の頒布・販売や公然     陳列は、多様な形で発生している。      判例も有名なところでは「ベッコアメ事件(東京地判平8.4.22)」     や「FLMASK事件(大阪地判平12.6.30)」などがある。      これらの、サイバーポルノ関係の問題を考えるときに問題となるの     が、わいせつ画像情報が「図画」にあたるかどうかである。      刑法175条は前記のとおり、「わいせつ文書、図画・・・、公然と     陳列した者」を処罰する規定である。      この文書や図画は、可読性・可視性という要件を具備していなけれ     ばならないが、ハードディスクに記録された電子情報は「図画」と言     えるのであろうか。サイバーポルノの場合は、素直に見れば電子デー     タの送受信であるために、問題となる。      ダイヤルQ2の電話回線を利用し、わいせつな音声を録音再生機にデ     ジタル信号として記憶させ、電話をかけてきた聴取者に再生した音声     を聞かせた事案について、わいせつ物公然陳列罪の成立を肯定した大     阪地裁の平成3年12月2日の判決がある。      この判決と同様の判断で、以降のインターネットを利用した事件に     関してもわいせつ物公然陳列罪や、わいせつ図画公然陳列罪の成立を     肯定する判決が続いた。      具体的には、前記の「ベッコアメ事件」で、ベッコアメ・インター     ネットというプロバイダの会員である被告人が、このプロバイダが設     置し所有・管理するサーバコンピュータのディスクアレイに、わいせ     つ画像のデータを記憶・蔵置させて、インターネット対応のパソコン     を有する不特定多数の利用者に、当該わいせつ画像が再生閲覧可能な     状況を設定し、もって、わいせつな画像を公然と陳列した事案につい     て、わいせつ物公然陳列罪で有罪とした。      学説では、わいせつ「物」が、     @「情報そのもの」か、     A「ディスプレー上の画像そのもの」か、     B「サーバ」ないし「ハードディスク」かということについて、考え      が分かれている。      しかし、学説のほとんどは、「サーバ」ないし「ハードディスク」     がわいせつ「物」であるというBの構成を採り、映写機、録音機、ビ     デオ映写装置ないしフィルム、テープなどを「わいせつ物」とする従     来の判例の延長線上に行為客体を求めている。      最後に、陳列の完成時期であるが、平成8年の東京地裁の判決によ     ると、わいせつな画像データをサーバ上に保存し、不特定多数の者が     「閲覧可能な状況」に置けば、公然陳列したものとみなす、とする。    (4)私の考える「わいせつ性」の判断基準      わいせつの概念に関しては、これまでの判例で「わいせつとは、い     たずらに性欲を興奮又は刺激させ、かつ、普通人の正常な性的羞恥心     を害し善良な性的道義観念に反するものをいう」(最判昭26.5.10)     と定義されており、この考えは学説の通説的な考えにもなっている。      しかし、この定義ではやはり抽象的であり分かりにくい上に、これ     までの映画や出版物と同様の考えをすることも非常に危険である。な     ぜなら、映画や書籍等の出版物はその内容が違法である場合に、専門     家のチェックがされ発表前の事前差し止めが可能であるが、インター     ネットの表現はデータをサーバにアップロードした段階で誰からもチ     ェックを受けることなく不特定多数の者が、その情報を閲覧しうる状     態に置くことができる。      その上、映画のように「R18」などの年齢制限もできない。イン     ターネットにおいては、「20歳未満立ち入り禁止」や「18歳未満立ち     入り禁止」のような語句で警告がなされたとしても、それはすべて自     己責任で、小学生や中学生も簡単に有害な情報を閲覧することができ     てしまう。      以上のことより、インターネットにおける「わいせつ性」の判断基     準はオフライン(現実世界)での基準よりもより厳しくする必要があ     る。それは、誰も審査するものもおらず、閲覧するのは誰でもできる     という性質上、やむを得ないことではないかと思う。      そこで私の考える判断基準としては、少々厳しすぎる感もあるが、     教科書検定で合格しうる範囲のみ適法である、という基準である。サ     イバースペースのような、いわば無法地帯とも言える世界ではこのく     らいの厳しい基準を設けないと秩序を保てないのではないかと思う。                       ・・・・次号へ続く・・・・   ■□  ブロードバンド時代のパソコン活用         T-COOL            前回、CD-Rにデータを書き込むために、書き込み専用のソフトを使     ってみました。多分気がついた方もいらっしゃると思いますが、前回     の文書の中で、CD-Rをドライブに挿入するのは一体いつなのかという     ことを書くのを忘れていました。実は、CD-Rにデータを書き込む前な     ら、いつでもドライブにCD-Rのメディア(CDの形をした円盤ですね)     を入れても良いのです。それに、データを書くためのソフトウエアが     「CD-Rのメディアが挿入されていませんよ〜〜」と警告をだしてくれ     ると思います。      前回説明した方法ですと、CD-Rにデータを書き込むには、予めその     データを用意して、書き込みソフトに、このデータとこのデータを書     き込んで下さいね、という一覧表を教えてやらなければいけませんで     した。      これは、CD-Rというのは、一気にデータを書き込まないとエラーに     なってしまうから、という特性が関係しているから、ということにな     っています。      でも、データは一度にできあがるものでもないですよね。私もメル     マガの原稿が一度にできあがる訳でなくて、いくつかの取材をして内     容を書き上げて、やっと1回分ができあがり、次の原稿までに幾日か     間があいて、ということを繰り返しているわけです。      ですからデータが一気に用意できると言うことはまれなわけです。      データができあがった順番に1つずつCD-Rにコピーすることができ     たら、便利ですよね。そうした要求に応えるのが「パケットライト」     という方法です。      このパケットライトとは、CD-Rに書き込むときにかなりの無駄な部     分が生じても大目に見てやって、そのかわり、1つのデータだけ書き     込んで、又次のデータを書き込んで、という使い方が出きるようにし     た、規格です。      パケットライトを使うには、CD-Rをフォーマットしなければいけま     せん。書き込みソフトを使うときには、フォーマットをすることは無     かったのですが、パケットライトの場合はフォーマットが必要です。      また、書き込みが終わったCD-Rを取り出すには、取り出されました     ということがわかる認識データを余分にCD-Rに書き込まなければなり     ません。      でも、こうした余分な作業があったとしても、Windows のエクスプ     ローラを使ってデータのファイルをCD-Rのドライブにドラッグアンド     ドロップすれば、ファイルのコピーができるというのはまことに便利     なものです。      次回は、このパケットライトを実際にやってみましょう。 ■□  香害(臭いによる公害)は大迷惑だ! ハワイ編   ドナっち                   社員旅行の少し前になると、気さくな総務部長から電話が掛かって     来る。何か重要な案件かと緊張して受話器を持つと、     「おぉ〜い、ハワイは今何時なんだね〜〜??」      ハイ〜??あのあのぅ・・・わたくし別に旅のプロでは無く・・・     (^o^;)・・と云った具合だ(笑)。      若い頃3年だけ勤めた旅行会社時代も(その前の学校での旅行業務     なんて授業でも)時差問題が一番苦手だった私。慌てて早見表を広げ     ・・・19時間の時差を確認。どうやらゴルフ関連の電話したかったが     通じなかったらしい。      ハワイにはラッキーにも社員旅行(タダ)で二度行けたのだが、最     初に行ったのはもう5〜6年前であろうか。それまで何度かの旅行で     も、部長達から「姿が見えないと思ったら何処かさぞイイ所へ行って     たんだろうねえ??」などとからかわれたくらい親友の為に独自のさ     まざまなオモシロツアーを捻出しては「私設JTB」などと彼女から     言われていた私。      その時も、憧れつつも海外のそういう場所に行ける機会の無い父の     代わりにとキラウエア火山見学ツアーを思いついた。息吹をし、変動     する大地。まさしく生きた地球に出会えるのだ、TVなどで無く。興     奮の極みではないか!      因みにこれは私がいつもしている事だが海外旅行をしようとする人     は、出版社の違うガイドブックを少なくとも2冊は事前に読破・研究     しておくと全然違う旅になる。絶対お奨めだ。      ハワイの活火山・キラウエアを見学するコースは山程あり地上から     は周遊道路まで出来ている。しかしガイドブックを2冊読破した私は     「ヘリコプター」が一番火口に近づくらしい、という発見をする。      ヘリも何社もあったのだがアメリカ本土でも活躍のキナイ(Kenai)     という会社を選んでみた。ハワイ島の2つの空港のうち東側のヒロか     らである。     ※尚、この会社のHPは私には見つけられません(/_;)。興味のある方     はお調べ下さい。      普段は我々は何も無い田舎に住んでいるので、旅行となれば他と一     味違う経験で親友の彼女を喜ばせたい、美味しいものを食べたり、珍     しいものを見る事は自分も楽しい、と思うからセッセと研究する。      ただ非常に打ち明けにくいのだが・・・あのあの・・今回の唯一の     問題はなんと“高所恐怖症”だってことだ・・・肝心の私が(^o^;)。     うっひょぉ〜〜。きっと、気を使って遠慮されてしまうので彼女には     言えないけれど 。果てさて、一体どういう事に相成るやら・・・。                                  ■□          。。。。。。。。。☆☆☆。。。。。。。。。                編集部からのお知らせ  ■■□■   ■□ 編集部のひとこと   □  ■    いよいよ、梅雨入りしましたね。これからしばらくは、じめじめし     た鬱陶しい日が続くのですね。W杯の予選もいよいよ大詰めです。こ     うしている間にもフランスの敗退が決まるのか!というニュースが気     になって仕方ありません。ほんと世の中、便利になりました。速報で     結果がわかるようになるなんて、4年前じゃ、とても考えられません     でしたよ。金曜日のチュニジア対日本。これも見逃せません。国民的     行事となりつつありますね。チュニジアのあのスピードと日本のディ     フェンスラインとの攻防が見物になりそうです。                                    ■□■    ■□ 情報をお寄せください  □          いなじんインターネットは、地域のみなさんからの情報を       お待ちしています。       美味しい情報、楽しい情報などお待ちしております。              情報の提供は、こちらからお願いします。        http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html              mailmag@inajin.gr.jp            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