。゜。゜。゜。゜。いなじんインターネットメールマガジン。゜。゜。゜。゜ Vol.287       2008.08.11 http://www.inajin.gr.jp     〜〜〜〜このところ、よく夕立が降りますね!〜〜〜〜   たった一言で救える混雑がある!?〜県下NPO提供道路情報提供掲示板 「Road110ドットコム」  情報募集中 ==============おしながき===============  □ コンピュータを使わないコンピュータ教育     T-COOL  ■ 太田農相問題?発言「日本の消費者やかましい」  ドナっち  □ 母の三回忌に寄せて               ELLE ==================================  □■ コンピュータを使わないコンピュータ教育    T-COOL   学校にパソコン教室が導入されてから子供達の学習の中にもコンピ  ュータを使う機会が増えてきた。調べ学習では、インターネットを利  用すれば簡単に情報を取得することが出来る。簡単な統計は、表計算  を使えば早いし、面倒なグラフにすることも、あっという間である。  しかし、あまり行なわれていない学習がある。それは、コンピュータ  の中ではどのような処理をしてプログラムを実現しているか、という  ようなコンピュータの仕組を学ぶような学習である。   確かに、コンピュータの仕組を学習するということは難しい。電子  を利用している限り、仕組を目で見るということは不可能だ。しかも  非常に複雑なので、基礎の原理からパソコンの実現まで全て学習しよ  うとしたら、たいへんな時間がかかってしまう。   しかし、その学習をしない限り、次にパソコンを作る世代がいなく  なってしまう。パソコンの危機である。  そんな中、最近の記事から、コンピュータを使わない情報教育という  ものを考える人達がいて、その発表会があった。  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080805/312159/  (ITProのページ)   その中では、紙と鉛筆を使ったり、カードを使ったりして、コンピ  ュータは一切使っていない。しかし、情報処理の原理をうまく学習す  る方法を考えている。   たとえば、画像を転送する仕組を教えるところでは、升目を使って  書いた絵を升目の座標と色を指定した文章に変換して、となりの人に  渡し、となりの人がその絵を文章から再現できるかという遊びをする。  これはまさにパソコンの画像の仕組そのものだ。     たまには、うまく絵を再現できない場合もある。左右がひっくり返  ったりしているのだ。しかし、なぜそうなってしまったのかを考える  だけでも素晴らしい学習になる。升目を数えるにあたり、どちらから  数えるかはきちんと決めておかなければならない、ということを学ぶ  からだ。  今ちょうど夏休みで自由研究をしなければ、という子供もいるかもし  れない。ちょっと格好いい研究課題として、コンピュータの基礎研究  というのもいいかもしれない。   こんなコンピュータを使わないコンピュータの学習をした中から、  将来コンピュータを作る世代が育ってくれるとうれしい。             ■□  □■ 太田農相問題?発言「日本の消費者やかましい」 ドナっち   8月11日8時2分配信 スポーツ報知  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080811-00000106-sph-soci   日本の消費者やかましい−。太田誠一農相が10日、NHKの討論  番組で食の安全に関連し「消費者としての国民が、やかましくいろい  ろ言うと応えざるを得ない」などと発言した。これに対し野党は「国  民がうるさいから消費者庁をつくるということだ」などと猛反発。  番組終了後、太田氏は「(やかましいという言葉を使ったのは)一つ  の弾み」と説明した。過去には「集団レイプは元気があるからいい」  と言い放ったこともある太田氏。永田町では「なぜ入閣させたのか。  やはり農相は鬼門だ」との声も上がっている。   かつて“レイプ容認発言”で物議を醸し、直後の衆院選では落選ま  で経験した太田氏の口が、またも物議を醸した。   NHKの討論番組で太田氏は、食の安全への対応を問われ「日本の  場合は潔癖だから、基本的に食の安全というのは国内は心配しなくて  もよいと思っている」と発言。   さらに食品の生産や流通などの情報を追跡するトレーサビリティー  (生産履歴)制度や、HACCPと呼ばれる衛生管理が定着してきた  と指摘した上で、「日本は安心なんだが、消費者や国民がやかましい  から、さらにそれを徹底してやっていく」と述べた。   番組の終了後、太田氏は「民主主義の国だから(国民が)きちんと  主張できて、それに政府が応えるという仕組みのことを言っている。  文脈をみてほしい」と釈明。さらには「わざわざ(やかましいという  言葉を)使ったわけではなく、一つの弾みだ」と述べた。  これに対し民主党の輿石東代表代行は、「許せない。消費者庁は選挙  用だ。(福田首相が強調する)国民目線の改革などむなしくなる」な  どと批判。国会閉会後も質疑を行える「閉会中審査」を求め、政府の  姿勢を追及する考えを示した。   農相と言えば、安倍政権時代にトラブルが続出した“鬼門中の鬼門”  ポスト。問題発言歴のある太田氏を据えるにはリスクがありすぎると  の声も上がっていた。   政治評論家の有馬晴海氏は「太田氏の入閣については、一部で危惧  (きぐ)されてきた。要注意人物。やはり出たか、という感じです」。  有馬氏は「福田首相はあまり太田氏のことを知らなかったのでは」と  推測。「太田氏は、もともと発言に対してあまり慎重ではない人。(  こうした発言は)苦労を知らない人に多いです。やかましい発言自体  は、そんなに問題にはならないでしょうが、今後も追い打ちをかける  ような発言をする可能性はある」と指摘した。  【太田氏の過去の問題発言】03年6月、少子化問題などをめぐる討  論会で、イベント企画サークル「スーパーフリー」のメンバーの早大  生らが女子大生を集団暴行した事件について、「集団レイプする人は  まだ元気があるからいい。まだ正常に近いんじゃないか」と発言。  討論会後、「『レイプは重大な犯罪で従来以上に厳しく罰せられない  といけない』という言葉を付け加えようとしたが、時間とタイミング  がなかった。残念だ」と釈明。同年11月の衆院選で落選した。  *******************************   言葉尻ばかりを追って、肝心なことを後回しにし、揚げ足ばかりを  取っている昨今の政治とはいかがなものか、と思う。  しかしこの発言は失格だ。政治家(屋)とは行動は兎も角、言葉だけ  でも帳尻を合わせておかねばならないのでは無いか??     やかましい??・・やかましいに決まってるでしょう、そもキチン  と国民の方を向いた「正しい政治」が行われておらず国民からソッポ  を向かれるような事ばかり繰り返すのだから。。。   では・・「やかましく無かったら」何もしないのか??と問いたい  のである。             ■□  □■  母の三回忌に寄せて            ELLE   気温33度。盛夏の炎天下、喪服を着ての墓参りは少々つらいもの  がある。  しかも田舎のことであるから、お墓への道は上り坂で田んぼの脇道を  10分も登って行くのだ。  日傘を差す人、近くまで車に乗る人。  でも私は色んな事を思いながら、親戚と話しながら、しみじみと歩い  てみた。   この道を・・田んぼへ続く道を・・母は何度往復したのだろう。  春の芽吹きに、秋の実りに。。。  何故、病気を我慢しちゃったんだろう・・検診をあんなに毛嫌いした  のだろう・・と。   ちょっと変わった性格だった。臆病すぎる猫のように。  検診で「何か見つかる」事が、恥ずかしかったと言った。世間(と言  っても大した世間では無いのだが)に知れたらみっともない、とか嫌  だ、という変な価値観を持っていた。『何かを見つける』為にする事  であるのに・・。  父が笑って言う。買い物をして来て、家に運び込む時に、昼間の時間  では誰かに見られる可能性があるので、夜になってから運び込めと言  ったそうな・・。なにゆえ、そんなに恥ずかしがるのだろう??他人  のものを持ち込むのでも何でも無いのに、と。   腎臓に癌の大きな病巣が発見された時は、既に手遅れ。イマドキの  ドラマでもそんなのはウソ臭いというのに・・。  そも、亡くなる何年も前に、近くの町立病院で「腎臓が片方機能して  いません」と言われたという。その時点で即「精密検査」だと思うが、  そのまま放っておいた方もおいた方である。   そんな母であるから、イザ入院してみると病院に居たのはたったの  一ヶ月。ずっと郷里で手伝いをして居たけれど、長野から戻ってみる  ともう意識は既に朦朧としてしまって会話もままならない始末。鎮痛  剤が効き過ぎたのだった。   人間は、癌の末期とは、あんなに苦しむものなのだ・・と母の死で  感じた。痛さのあまり、身をよじり、背中を反り曲げて、何とかして  くれと懇願され、どうする事も出来ず、看ていた伯母と一緒に滂沱の  涙にくれた。看てくれて出入りした親戚は多かったけれど、その夜は  たまたま伯母と一緒だったのだ。あの時の共有した悲しい思いは伯母  も忘れ難いという。   最後には呼吸すら苦しく、口の中が乾いて、コケが出来た。抵抗力  も限界を超えたのか、その苔を取ろうとすると血が流れた。上手な筈  の看護士さんがやっても痛いと嫌がった。私は泣くしか無かった。  焼かれて出て来た遺骨は、病巣のあった腰の部分が殆ど無く、癌とは  骨の髄まで破壊し尽くすのだ・・と恐ろしく思った。  “だーれんねー・・”(誰がそんな馬鹿な!の方言)と皆が言った。  姉弟の中で、母は末っ子で一番若かったのだ。いつも父を手伝ってく  れる伯母より10歳も若かった。順繰りなのだから、自分が彼らを看取  り、それからだろうに・・何故・・と。   全国でも少ない、“ホスピス”の無い県であった。終末医療でも良  いから、もっと痛みの緩和ケアをして欲しかった。あんなに苦しむの  であれば早く楽に・・と誰しも願うだろう。ホスピスならば、終末期  まで笑顔で過ごせるという。早く出来て欲しい。   三回忌の法要で、方丈さんが仰った。  世の中に、誰一人として陰口を言われない立派な人は居ない。誰しも  どこかしら憎まれるものだ。でも母の場合は誰に聞いても悪口を言う  人は居なかったという。それどころか、人を褒めた事の無い悪たれの  オヤジでさえも、あの人は良い人だ、と誉めたと。それを戒名に込め  てくれたという。慈光院淑徳君香大姉。母の戒名は実に素晴らしい。  サボリ屋で怠けものの私は、到底こんな素晴らしい名前は付けて貰え  まい(笑)。   その日も秋をまだ遠く感じる暑い日だった。  父が言うには、お彼岸近くに旅立つ人は、それが寿命なのだという。  致し方無かったのだろうか、母を助けもっと長生きさせる方法は本当  に無かったのだろうか・・悔やみごとは沢山ある。でも後悔先に立た  ず。今さら言ってみても始まらない。  だから、ご両親がご健在の方々は、ぐれぐれも大事にして欲しい。  他人の親の訃報を聞いても、(そんな事は絶対無いのに)何故か自分  の親だけは死なないような、不思議な思いがしていた、あの若い日々  が懐かしい。   母は今、何を思って居るだろう。法要の粗餐も終わり頃、イキナリ  物凄い雷鳴が轟き、バケツをひっくり返したような雨が降り出した。  一同は席を立てなくなってしまった。父が妻が「帰らずにもう少し居  て下さい」と言っているのかも・・皆さんゆっくりなさって下さい、  と(笑)。約一時間も降って居ただろうか、みんな飽きるほど歓談して  からの帰宅と相成ったのである。             ■□  ■■□■  ■□ □    編集部のひとこと      毎度同じ言葉になってしまいますが、最近暑いですね。猛暑    ならぬ、酷暑ですね。とても立秋を過ぎたとは思えません。    私は先日の夜、油断して夏風邪を引いてしまい、ぐわんぐわん    と頭痛が酷く参りました。皆様体調は崩されていませんか??    処暑(しょしょ)8月23日ごろ    暑さもおさまる頃。冷たい秋雨の季節に入る時。    と暦の上ではこうなって↑いるのですが・・( ̄ェ ̄;)    まだまだ、暑さの波が引く気配はありませんね・・ウンザリし    てしまいます〜。    熱中症にならぬよう、水分を十分取って下さい。いつも同じ事    ですが、手洗いと嗽を励行を。くれぐれも御身体お厭い下さい    ます様に。      次回は月末、8月29日(金)です、お楽しみにっ       皆様の情報が頼り。原稿お待ちしております。                       綾小路小薔薇  ■  ■□■  ■□ 情報をお寄せください  □       いなじんインターネットは、地域のみなさんからの情報を       お待ちしています。       美味しい情報、楽しい情報などお待ちしております。              情報の提供は、こちらからお願いします。        http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html              mailmag@inajin.gr.jp =================================      発行  特定非営利活動法人 いなじんインターネット          〒396−0011伊那市伊那部4726−2春日医院内        ご購読の停止及びメールアドレスの変更は、          http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html        編集部へのお問い合わせ、ご意見・ご感想など          http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html             mailmag@inajin.gr.jp    このメールマガジンは、大安の日にお届けしております。  尚、大安が土曜日曜、祝祭日と重なった場合、非常事態が起こった場合等  は、お休みとさせていただきます。あしからず。  。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆