。゜。゜。゜。゜。いなじんインターネットメールマガジン。゜。゜。゜。゜ Vol.206       2006.07.21                いなじんホームページでも災害情報掲載中 http://www.inajin.gr.jp      〜〜〜〜 今日は大安じゃありません 〜〜〜〜   たった一言で救える混雑がある!?〜県下NPO提供道路情報提供掲示板 「Road110ドットコム」  情報募集中         ☆☆☆災害交通情報もあるよ☆☆☆ ==============おしながき===============  □ 災害とインターネット          やすえっち  ■ 災害情報更新ドキュメント          T-COOL  □ ご意見コーナー・・・・・ ==================================  □■  災害とインターネット            やすえっち   災害時における情報伝達手段とその方法は以前から議論されてきました  し、災害が起こると常に課題と反省をもたらしてきました。特に情報伝達  手段については現在もなお、決定的と言われる手段が確立されていないの  が実情です。   災害時の情報とは、被災された地域における情報伝達の他に、被災して  いない地域から、そして被災地域からの情報伝達についても想定する必要  があります。特に携帯電話の普及は災害でなくても、年末年始や渋滞時に  簡単に起きてしまう「輻輳」と呼ばれる機能オーバーをみるように、災害  という全個人が体験する緊急性と、それをすべてこなしきることができる  情報伝達の難しさを象徴しています。   しかしながら携帯電話は阪神淡路大震災において、もっとも早くに復旧  することができた情報伝達手段として災害対策でも認められ、中越地震時  にも携帯電話会社各社はその復旧に全力を注ぐことによって個人への安心  を届けることができました。今後は基地局の多重化や携帯電話機能そのも  のの高性能化、そして災害伝言ダイヤルやそのHTML版などのサービス  によってより重要な存在として、ライフラインと同様に自治体等もその復  旧状況の伝達や手助けをするようになるでしょう。   1対1で情報を伝達するのが目的の携帯電話に対して、災害の情報など  を正しく多くの人に伝達する手段として、テレビやラジオもまだまだ重要  です。特にテレビは映像という形で誰でもわかりやすく情報を一瞬に伝達  できるため、家庭だけでなく避難所や非被災地域への情報伝達にも有効で  すが、これからアナログ放送が停止されるようになるとデジタルテレビの  高性能化によってより多くの情報が伝達できる反面、テレビの普及や非視  聴地域が多いということから、災害時に使えない状態になるということが  起こりえることが考えられます。この点は課題になるでしょう。   インターネットはこれら携帯電話とテレビ・ラジオがカバーしきれない  部分を補う存在になっていくのではないかと考えています。     災害時におけるインターネットは阪神淡路大震災によってその有効性が  認められインターネットそのものの普及のきっかけとなりました。そもそ  も戦争を想定した軍事用ネットワークであるという通信の冗長性だけでな  く、個人の情報ツールとした一般化したパソコンのデータを現在もっとも  簡単に多くの人へ伝達する手段としてインターネットを越えるものは現時  点ではありませんし、これから構築することは難しいでしょう。   災害時には携帯電話、テレビ・電話・新聞、インターネットそれぞれの  利点を活用して、限られた情報ソースをより詳しく、より多くの人へ伝達  することが災害時の安心・安全・復旧を素早く実現するポイントです。   自治体なども避難所へのこれらの情報ツールの早期設置によって、被災  者の安心や物資などの円滑な供給を即したり、災害復旧ボランティアの活  用を情報ツールによってより則すための努力をする必要があるでしょう。               ■□  □■  災害情報更新ドキュメント          T-COOL   2006年7月18日から19日に掛けて長野県内は記録的な集中豪雨  に見舞われました。上伊那を流れる天竜川もその影響を受けて氾濫し、  「暴れ天竜」の姿を私たちの目の前に現したのでした。   いなじんのホームページを担当する私たちは、18日夜の伊那ケーブル  テレビの自主放送を見ていて、「これは災害情報をいなじんのホームペー  ジに掲載した方がいいのではないか」と思いました。その仕事は災害を未  然に防ぐ役割を担っている市役所の担当者などが本来はやるべきでしょう  。   しかし、一刻を争う災害発生時、或いはその前兆が現れているときには  「出来る人から」「率先して」情報発信した方がいいと思われました。そ  れは以前災害ボランティアの訓練の経験から思い立ったものです。   今年になっていなじんのホームページを管理するシステムに「CMS」(  コンテンツ・マネージメント・システム)を導入していました。これは、  ホームページに掲載するデータはすべてWebサーバ側で作成すし、掲載の  管理をすべてWebサーバで行うというものです。これによりインターネッ  トを通じてWebにアクセスできるところにいれば、いつでもホームページ  の更新が出来、なおかつ複数の人間が更新を行うことが出来るというメリ  ットがあります。既に自宅に帰っていた私も、早速Webページの更新に取  りかかりました。   まず、災害情報のブロックを作成し、ホームページのトップにアクセス  した人は必ずそれを見るような形になるように設定しました。後はそのブ  ロックの中に集めた情報をどんどん書き込んで「送信」ボタンをクリック  するだけです。   一応の形になったところで、情報更新の協力者を求めました。幸い何人  かが情報を集めていると言うことだったので、更新をするためのIDとパス  ワードを教えて、一緒にデータの更新を続けました。   こうして18日夜から19日に掛けて、ホームページ上に集められる災  害情報をほぼリアルタイムにアップロードしました。   このページの災害情報をどのくらいの人が見てくれたかはこれから調査  する必要があります。しかし災害時に今ある資源を有効に利用してリアル  タイムに情報発信をする方法を体験することが出来たと思います。これか  らの向上のために、感想やご意見をお伺いしようと思います。是非メルマ  ガまで、メールをいただければと思います。                                 ■□   □■  ご意見コーナー・・・・・  (編集長より)  前回掲載したELLEさんの「天候の所為?それとも・・・」に対して  ご意見をいただきました。  このことは善し悪しではなく、多くの皆さんが考えるべきところがある  と思いましたので、匿名のまま掲載させていただきます。    ------------------------------------------------------------------  はじめまして。いつもメルマガを読んでいるものです。  迷いましたが、意見させてください。  >  「欲張ったって、食べないよ」と。  >  そうなのだ、小さすぎるものは拾えないのだ。食べ切れないのだ。と  > ても勿体無い感じがするが、他の畑を見ても皆捨て置いてある。誰か > 取りに来て〜(笑)。  この部分が大切である気がします。  生物全般は食べ物があるからこそ子供を生み、育てることができます。   里山に増えていると言われているサルやクマやシカの被害を安易にそれ  自体が危険で責任があると思われがちですが、そこらにたくさんのジャガ  イモが転がっていてネズミの個体数が増えたように、農産物の価格調整を  目的にした廃棄作物によって厳冬期を乗り切ることができる、山間地の道  路工事の法面工事の芝を冬でも食べることができることによって、人間界  同様、自然淘汰による個体数の調整が、一部の生物の欲によってされにく  くなっている。  だから、誰か取りに来てというのは正解で、笑っていられないかもしれま  せん。  ELLEさんは欲張ってはいない、すでに親御さんが欲張っていたのかも  しれないですね。   おのおのが身の丈にあった生活を送っていれば、天敵とあえて言わなく  ても自然の摂理があるのですから、誰かさんによってオオカミを滅ぼして  しまったように、九州にはクマが居なくなったそうですが、多くの方が食  物連鎖のピラミッドの頂点に人間が君臨しているのではないことを再度認  識して欲しいと思う一方的な意見です。  自然を敬い、共に生きてきた歴史の方が永いのですから。                                 ■□        。。。。。。。。。☆☆☆。。。。。。。。。              編集部からのお知らせ        。。。。。。。。。☆☆☆。。。。。。。。。  ■■□■  ■□ □    編集部のひとこと    え〜〜、本日は大安ではありません。   そうです。編集長が大安から2日も遅れてメルマガを発行しています。   弁解をさせていただければ、それは災害のせいです。   編集長も微力ながら、今回伊那をおそった災害の復旧のために寝る暇   惜しんで活動させていただきました。   が、ほんと人間のちからって自然の前では微力ですね。   そんな人間が生き残るには助け合っていくしかないのです。   それを今回、改めて感じました。   災害に関する皆さんのご意見・ご体験、お待ちしています。     ■            ■□■    ■□ 情報をお寄せください  □          いなじんインターネットは、地域のみなさんからの情報を       お待ちしています。       美味しい情報、楽しい情報などお待ちしております。              情報の提供は、こちらからお願いします。        http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html              mailmag@inajin.gr.jp            =================================      発行  特定非営利活動法人 いなじんインターネット          〒396−0011伊那市伊那部4726−2春日医院内             ご購読の停止及びメールアドレスの変更は、          http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html        編集部へのお問い合わせ、ご意見・ご感想など          http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html                          mailmag@inajin.gr.jp    このメールマガジンは、大安の日にお届けしております。  尚、大安が土曜日曜、祝祭日と重なった場合は、お休みとさせていただき  ます。あしからず。  。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆