。゜。゜。゜。゜。いなじんインターネットメールマガジン。゜。゜。゜。゜ Vol.125       2004.08.20 http://www.inajin.gr.jp    〜〜〜〜〜〜 残暑お見舞い申し上げます! 〜〜〜〜〜〜 たった一言で救える混雑がある!?〜県下NPO提供道路情報提供掲示板 「Road110ドットコム」  情報募集中 ==============おしながき=============== □ より高速化するブロードバンド          やすえっち ■ Bフレッツがやってくる![1]           y. □ 百五十年前のご先祖さまへ            ELLE ==================================  □■  より高速化するブロードバンド       やすえっち   8月1日より伊那有線でJANISのVDSLサービスが始まりました。  VDSLというのはVeryhighspeed DSLの略で、ADSLよりも電波の使用帯域を  広くして、より高速なスピードを実現するDSL技術です。   伊那でもADSLの実験を始めた頃に何社かがVDSLの装置を持ち込んで実  験をしましたが、NTTよりも比較的電線の伝搬性能が高いと言われる有線  放送電話網であっても最高速度を維持できるのが500m程度だったので、  なかなか実現しにくい技術と考えていました。   VDSLは50Mbpsといった最高速度のために、技術的に伝搬距離が伸びた  としても別の問題が発生します。  それは局間のバックボーン回線の問題です。   ADSLであれば10Mbpsとか24Mbpsですが、VDSLの利用者が数十人、数百  人となってくればADSLの時よりも数十倍のバックボーン回線を用意しな  ければなりません。  伊那有線のようにバックボーンへ接続する支局が市内に7局もあったりす  ると、超高速度のバックボーンを7カ所用意し、さらに長野市や東京への  インターネット接続回線も、それよりもさらに高速なものを用意すると  いうバブリーな話になってきます。   そんなわけで各プロバイダーが躊躇して出来なかったVDSLサービスで  すが、やはり光ファイバーによるサービスが次々を開設される中で、低  コスト設備投資で儲けが比較的高かったDSLサービスも転換を求められて  きたということでしょうか。   あとはCATVインターネット陣営がこれらの高速度化に対してどう対抗し  てくるのかがポイントとなりそうです。             ■□  □■   Bフレッツがやってくる![1]          y.   2003年7月より、NTT西日本管内のT市で暮らすことになりま  した。  ライフラインと呼ばれる水道ガス電気などより大切なのが、インターネ  ット接続ライン。   ケーブルテレビなどは無く、どうしようかと思っていた自分の目に飛  び込んできたものは、NTTの鉄塔。新しい住処のすぐ近くに見えるの  です。   こんなに近ければADSL可能かも、窓口に行ってみようと、鉄塔め  がけて歩いていったら、平日にもかかわらず、人気がないのです。  ドアには張り紙。近づいてみると「窓口は閉鎖しました」。電話の敷設  などは116へ申し込めというのです。  がっくりきて帰ろうとする自分の目に再び飛び込んできたモノは、建物  全体にかかっていた「Bフレッツ」の横断幕。光が引けるんだ!   あまりに幕が大きすぎて、建物の近くからは見えなかったのです。  引越まであと一ヶ月あるから(2003年6月のことでした)、さっそ  く116へコール。   「では、調査に三ヶ月ほどお時間をいただきます」   はぁ?? 三ヶ月? 引越まであと一ヶ月なのに。。。                            ■□              □■  百五十年前のご先祖さまへ         ELLE   5月に弟夫婦に子が出来た。もはや中年の私には妊娠の宛ても無いし、  下の弟は未婚である。。。ということは私の親にとっては初孫である。   ウチの田舎には「ぼこみ」という風習がある。ぼこ、とは子供の事で  子供見、要するに「産まれた子供を見てちょ〜だい」という親類縁者や  ご近所へのご披露会というワケ。通常は一ヶ月余り程で行われるらしい  のだが、今年のこの異例なる暑さに加え弟が江戸へ単身で行っている事  からこの行事は彼が帰る秋まで延ばされた。   両親は生まれて直ぐに会いに行ったりしているがこの「孫」という奴  が相当カワイイらしい。  そうよなあ・・・でなければあんな事も起こらなかったろうものを。。     さて、お盆にこの孫が来ると行ったものだからさあタイヘン。オババで  ある母親なんてパニック状態になった。  建て増しした部分でさえもう築三十年ほどになって来て古びた我が家、  いや実家なのであるが、そこを出来る限り清潔にしておこうとしてあち  こち張り切って掃除しまくったのである。というよりも掃除しまっくて  シマッタ、のである。普段決してシナイような場所までも。。。  ・・・普段からただでさえオッチョコチョイな母である・・・嗚呼。   話は変わらねばならないが実家には悲しい先祖の物語があった。なん  でも天保という時代(今から百五十〜六十年位前)に、私の祖父さんの、  ひい祖父さんという人(名を善衛門さんという)が、亡くなってしまっ  た自分の奥さんと母親を供養する為に高野山(あの和歌山の、である)  へ旅に出たという。今でさえ高野山と聞くと「ちょっくら遠い」感があ  るのだから、乗り物の無い当時としては、どれだけ遠かったのだろう。  想像に難くない。しかし家で漉いた紙を江戸で売ったりして路銀(旅費)  に困らなかったというから敢えて供養の旅に出たのであろう。  善衛門さんがさらに不運だった事には、面倒を見る人が周囲に居なかっ  たのか知らないが、なんと一緒に連れて行った五歳の子供までもが、高  野山で病気になって身罷ってしまったのだった。   善衛門さんは合計3人となった弔いを済ませ、尊い永代供養の証文を  頂いて帰郷した。辛かったろうなあ、苦しかったろうなあ、と思いを馳  せてみても遠い時代の話ではある。   親父は、祖父の生前からずっと、この証文を毎年盆には出しては位牌  や盆飾りと共に開いて置くのが慣例だった。もう紙の色は真っ黒に近く  なり、所どころ破れが生じている様な古い紙だった。  今年のお盆に驚くべき事が起こった。普段そんな場所など掃除もしない  母であったが、何を思ったかその証文の場所まで「掃除機」をかけたの  である・・・読者諸氏にはもう何が起こったかお判りですね、そうです  母ときたらその大事な証文のうち一枚の端っこを掃除機で吸い込んでし  まったのでありました・・・何も孫が来るからって・・・嗚呼なんたる  不祥事でありましょう。。。これを聞いた全員絶句。んでも「あの母の  する事らしいわい」と大笑いしたのでしたが。。。縁の下のご先祖さま  は気が気では無かろう・・・ごめんなさいぃい〜〜!!   私は庭で掃除機の中の袋を破いて、悲しき破片と化した古文書を拾い  上げながら、そういえばこの証書に触って見るのは初めてだなあ、と思  っていた・・・さすがは和紙である。古いがきちんと厚みのある「質の  良い紙」だな〜と感慨を感じたのだった。  んも〜〜っっそもそも「歴史」になど全然興味も無い「粗忽者」の母を  嫁にもらってしまった親父の不徳の致すところ、って感じですが。  百五十年前のご先祖さま〜〜不埒な母をお許しくだせえ。不吉な事でも  起こらないと良いのだが・・ううう、なんまいだ、なんまいだ・・・。 ■□                                    。。。。。。。。。☆☆☆。。。。。。。。。              編集部からのお知らせ  ■■□■  ■□ □    編集部のひとこと     ものスゴイ暑さが続いている今日この頃でありますが、皆様は    如何お過ごしでありましょうか。体調崩してはいませんか。    処暑(しょしょ)8月23日ごろ      暑さもおさまる頃。冷たい秋雨の季節に入る時。 とありますが、    今度は秋の長雨??大雨洪水警報か・・・頭が痛いですなあ。    先人は偉かった。それでも、さすがに立秋を過ぎると「風」の    温度が違って来ている気がします。幸いここは真夏であっても    夜には気温が下がるので眠れない、という事はありませんが。         まだまだ気を抜けない気温であります、皆様体調を万全に秋    の食欲の季節を迎えましょう(やはり食い気かっっ)         次回は8月26日(木)です、お楽しみにっ         皆様の情報が頼り。原稿お待ちしております。     綾小路小薔薇  ■            ■□■    ■□ 情報をお寄せください  □          いなじんインターネットは、地域のみなさんからの情報を       お待ちしています。       美味しい情報、楽しい情報などお待ちしております。              情報の提供は、こちらからお願いします。        http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html              mailmag@inajin.gr.jp            =================================      発行  非営利活動法人 いなじんインターネット          〒396−0011伊那市伊那部4726−2春日医院内             ご購読の停止及びメールアドレスの変更は、          http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html        編集部へのお問い合わせ、ご意見・ご感想など          http://www.inajin.gr.jp/mailmag/form.html                          mailmag@inajin.gr.jp    このメールマガジンは、大安の日にお届けしております。  尚、大安が土曜日曜、祝祭日と重なった場合は、お休みとさせていただき  ます。あしからず。  。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆。゜。★。゜。☆